院長のひとりごと

鍼灸受療率5%

2016年06月26日

私が鍼灸師になりたての頃の受療率は3パーセントといわれていました。

あれから既に30年過ぎました。

この5%というのは、最近言われている数字らしいです。

7%位にはなったのかしらと勝手に思っていたものですから、

少しめげました。

 

一生懸命勉強して、

国家資格を取って、さあ、地域貢献・社会貢献するぞーって

思っても

活躍する場所がないというのです。

 

これでは困りますね。

 

臨床を通して、

乏しい技術と経験と

人間性までも磨かなければならないのですから、

受療率を上げるためには、

つまり鍼灸院へ足を運んでもらうためには、

何をしなければならないのかを、

もっと真剣に考えることです。

 

当然広報活動が必要になります。

 

1、広告 2、口コミ、3、ホームページ

 

しかしチラシや、広告は広報の制限という、

法律上の問題があります。

 

問題はそこからです。

治療効果がなければ、リピーターにはならないでしょう。

鍼灸院を訪れる患者さんは、

ほぼ慢性疾患です。

 

1度や2度の治療で治るものは少ないといえます。

 

当然継続治療が必要です。

 

また来院して頂けなければ改善しないのです。

 

結局はあそこにゆくと治る可能性があるか、

ないかなんです。

 

具合が良くなるから希望を持ってもらえるのです。

 

良くなったという感動の

実体験を持ってもらえることが大切ということです。

 

臨床の現場から、治療効果という広報活動をしていきましょう。

 

学術の研鑽に努めましょう。

 

経絡治療の勉強会で、お仲間になることを願って、

発信いたします。

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