院長のひとりごと

誤治?

2016年08月04日

本日午前中の方です、

 

患者Aさん、年齢70代 女性、中肉中背

通院歴、3カ月前に医療関係の方からのご紹介を受け、

月2度3度治療されるようになりました、

主訴、精神的ストレスによる不安感、

 

先週木曜日、

腎の問題と言うことで、治療をいたしました、

ところが日曜日,突然具合が悪くなりました、

病院はどこもお休みです、

近所の鍼灸院にかけ込み、落ち着いたとのことです、

 

このお話をもう少し詳しく伺うことにいたしました、

話の流れ、

イナトミ「帰宅されて直ぐに具合が悪くなったのですか?」

Aさん「いいえ、大変調子が良いので、庭の草むしりをしました」

 

草むしりを、土曜日まで続け、楽しく働いた、

そうするうちに、日曜日突然、

右半身が硬直、特に右の腕が上がらなくなった、

このようなことでした、

 

近所の鍼灸師さんは、

硬直の右半身を主にマッサージで、ほぐし

その後鍼を数本打ってくれたそうです、

改めて問診表を読み返しました、

既往歴の欄には女性疾患が記入されているだけです、

もう一度このところを詳しく伺うことに致しました、

 

イナトミ「今までに大きな病気は婦人科の他にありませんか、

心臓疾患などありませんでしたか?」

Aさん「はい、10年前に心筋梗塞を発病いたしました」

 

かかりつけの医師に再受診を勧めたのは言うまでもありません、

Aさんは定期的に医師の受診をされていますので、

全く忘れていたとのことですが、

一歩間違えると大事故に結びつきます、

心を引き締めたのは言うまでもありません。

 

さてこれから私は、Aさんの医師にこの件を

おしらせして、支持を仰ぎたいと思います。

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