院長のひとりごと

捻挫の鍼灸治療

2016年10月25日

本日は捻挫治療、2名のお話です、

 

お一人は古い捻挫です、

年齢は60歳代、専業主婦、中肉中背、です、

すでに、発病から数年経過しております、

本格的な寒さがやってくるこの季節、

決まって腫れがひどく、

歩行にも困難を伴うと訴えます、

 

病院の検査結果、骨には全く異常なく、

浮腫の処置として、

水を抜きましょうと言うことらしいのです、

 

左外側足関節が最も炎症がひどく、

足の甲が指先、そして足小指裏まで腫れています、

 

臓腑経絡は、痛みが激しいということで、

脉診でも、肝の変動でした、

おそらく痛みのため、数日寝ていないのだと思われます、

 

丁寧に触診して傷んでいる個所を、

数か所と特定し、

治療を始めました、

数回の治療が必要と見立てております。

 

もう一人は

小学低学年の女の子です、

 

数日前に捻挫、痛みが治まらないと言うことです、

 

鍼灸はすでにベテランです、

鼻詰まりで数年継続しているのですが、

調子が良いようでここ半年はお休みされていました、

 

脉診で胃の変動が分かりました、

 

子供の鍼で、足と手に1本づつ打ちました、

その後肺経と肝経を1本づつ補瀉をして、

外側足関節、周辺の腫れが引いたのを、

お母様と本人に確認して、

食べ過ぎないことを注意点として、

終了しました。

 

古い傷は治療回数が多くなり、

早い傷なら1度で終了と言う見本のような、捻挫お二人でした。

 

また明日も宜しくお願い致します。

ページ最上部へ