2016年11月14日
「日本で培われた鍼灸術」
遥か昔、中国から伝承されたものではありますが、
私の鍼灸術は、日本で育てられたものです、
学理も鍼灸術もしかりです、
基本にあるものは、
「緩やかに・柔らかで・しなやかに」の鍼さばきです、
専門用語であらわすと、
鍼を持つ刺し手と向かい入れる押し手に、
必要な姿勢を表します、
この鍼さばきといわれる指使いを学び、
18年が過ぎました、
鍼灸学はもとより傷寒論薬学では、
日本では誰もが知っていらっしゃるだろう、
大家が、
「東洋はり医の学びは、わからんことが多い、
しかし鍼の指さばきは唸るものがある」
押し手・刺し手のことを評価しておりますのを、
講演会で伺いました、
凡人の私は、とても独学で学びとれるものではないと、
さっさと自分に見切りをつけ、
東京に学びの場を移しました、
今は足元の立ち位置の安定さを、
学んでいるところです、
無限に広がる大地の広がりの中にこそ、
気血にまで届く鍼さばきがあると確信し、
教えをこれからも請いたいと願っております。
専門用語ばかりですが、鍼力は無限と言うことを、
メッセージしてみたくなりました。