2017年04月11日
数年来仲良くしている後輩の鍼灸師さんから、
「数ヶ月まえの大腸検査で引っかかった」と打ち明けられた。
彼女はもちろんだけれど、わたしの血の気も一気に引いた。
20代で1度乳がん手術をしている、
その彼女が、
「もし恐れが現実になっても、西洋医学だけでなく、今の私には経絡鍼灸がある」
そう言い切った。
経絡鍼灸を学び続けた彼女が、その力を信じたいと言っているのだ。
私の心の震えは止まらないが、
同時に、
「守らなければならない人だもの、守ってみせるぞー、どっからでもかかってこい」
心細いけれども、やってやるぞーと誓った。
鍼と灸、二つの道具と腕だけで、治療を紡ぐ治療師です。