2017年10月14日
最近のことです。
自分もお世話になっている団体が、
11月末の例会で、自社プレゼンテーションの催しをすることになり、
出演の打診がありました。
幸いこの日の夜は、予定がなく、また会場もテレビ塔と足回りもよく、
そんなこんなで、
快諾させていただきました。
めったなことで「日本流 経絡脈診」(*けいらくみゃくしん)の話などさせていただく機会はありません。
鍼灸の同業であっても「日本流経絡脈診」というだけで敬遠される傾向があります。
古典が教科書で、読むのもひと苦労な単語の羅列です。
飽き性な私が、途中で投げ出さず、20年もの間、継続したものだと、振り返り思います。
とにかく、古典は、難解でしたが、
学びの場を求めて、大勢の勉強仲間の指導を受けてまいりました。
ひとたび理解しだすと、それは面白いものに変わりました。
もちろん例外もございます。
机上の独学で、理解する力を持っている鍼灸師さんも、多く知っております。
が、自分に限ってですが、読み解くことはどうにかできても、鍼を打つとなりますと、
その微妙さは机上だけでは到底身につきませんでした。
そんなこんなで現在も続けている、学びの場に、
月1度、全国の日本流経絡脈診家の方々と、切磋琢磨の交流を深めております。
さて、ここに自分の鍼灸は、「日本式、経絡脈診鍼灸」でありますと幾度も述べておりますが、
皆様には「鍼灸師」と「経絡脈診・鍼灸師」の区別など、はてさて、つかないぞというのが本当のところでしょう。
この区別は、乱暴な分け方ではありますが、
西洋医学てきな考えによる治療と、
古い時代に中国から渡ったものを、日本流に考案し直した鍼灸治療という違い程であります。
ということは中国鍼とも違うということです。
続く