院長のひとりごと

自社プレゼン4、治療編、優しく、穏やかな鍼灸の特徴、

2017年10月17日

いよいよ治療編です。

 

ここまでで、イナトミ鍼灸は、

「日本流鍼灸」ですと名付けた経緯をお話いたしました。

 

それは、

中国鍼や、

痛いところ・つらいところだけに鍼を打つ、西洋的鍼と区別するためなのですが、

 

区別していただけますと、どんなに優れた鍼灸が、日本で培われてきたか、

そして日本人固有の身体のために考えられているのかが、お分かりいただけるのではないかと思うからです。

 

治療編では、

日本人の繊細な心身に合わせた鍼灸ということを、お話しさせていただきます。

 

「日本流 経絡脈診 鍼灸」、以後「日本流鍼灸」と略します、

 

こんな例えはいかがでしょうか。

 

たっぷりと水が入った、比較的大きなボールがあります。

たっぷりの水は、お風呂の水でも、

静かな池でも、連想は、皆様の自由です。

 

ボールに入った水に一滴ぽとりと水を垂らしました、

お風呂にも、ほんの一滴の水が落ちました、

静かな池に雨の雫がポツリと落ちました。

 

すると小さな一滴が、ボールの中では波紋となり、

同じことが

お風呂や池の水面でも、波紋は伝搬され、さざ波のように、全体に広がります。

 

この水面を動かした、一滴の水に当たるのが、

一本の鍼です。

 

小さなボールは子供の心身、

お風呂に張った水は成人の女性の心身、

豊かな池の水面は成人男性の体、を、想定してみました。

 

もう少し続けます

 

小さなボールに落ちる一滴の水は、ほんの少しで、ボール全体に響き渡ります。

お風呂に張った水は、ボールの一滴よりも多くなるでしょう、

そして豊かに水をたたえている池には、小石ほどの大きさの水が必要になるでしょう。

 

それぞれの器に張られた水の量に影響を与える刺激が、鍼ということで、

治療にも当てはまります。

ボールに落ちた一滴のしたたりのように打つ鍼、

お風呂の湯船のようにたっぷりとした豊かな身体に打つ鍼、

満々とした池のような力強い身体に打つ鍼、

 

では、もう一つ、次の状況を加えてみましょう、

 

これらに満たされた水は清々しく、生き生きした水をイメージしておりますが、

もしこの水に、

好ましくない変化が起きたなら、

 

例えば、ボールの水をそのままにして、いつまでも新しい水を加えることがなかったら、

お風呂のたっぷりの湯船も、同じように使ったままのお湯をほったらかしにしていたら、

池の水も同様に、いつまでも雨が降らずにいたのなら、

 

それらの水は、薄汚れ、水垢や、枝葉の詰まった、元気のない水になっていきます。

この状況を人間にも当てはめてみてください、

健康な状態ではないということです。

 

健康な身体と不健康な状況にある身体を水に例えてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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