2018年03月26日
イナトミは、40年近く鍼灸師として働き、
合わせて勉強会も、ほぼ20年ほど開催してまいりました。
いつものように、10時に午前中の講義が始まり、
本日の講義は、
「相剋治療法」についてです。
この単元だけですから、30、40分で仕上げ、
質問に移りました。
15名足らずの若い鍼灸師から、質問が飛び交います。
全国的に見ましても、
札幌の会員レベルの高いのは、最近とみに顕著になっているように思われるのですが、
イナトミ治療院には、
主に関東から研修と称して、学びに訪れる話からも見て取れます。
どこの鍼灸院へ研修に行っても、鍼すら持たせてくれないという不満を聞き、
または、
手ほどきなど全くなく自由に鍼を打ってと、いきなり現場に立たされるなど、
いまだに徒弟制度がまかり通っているようなのです。
一段と中身の濃い質問に、もう少し、最後の転結講義を続けたいのだけれど、
時間が来てしまいました。
あと少し、頑張ったなら、後輩のエネルーギーを全身に浴び、
バトンタッチが成功していることを実感して、
午後の実技に移ってゆきました。