院長のひとりごと

出産後、左右の腱鞘炎にお悩みの患者さんの話。

2018年04月27日

出産後、赤ちゃんを抱っこするのに支障があるほど、

左右の手親指付け根、そして手首の痛みに、このままでは、

大事な赤ちゃんを、落としてしまうのではないかと、不安でならない、、、

初来院の患者さんは、

ホームページをご覧になり、来院されました。

「藁をもすがる気持ちです」

出来れば施術しないで済むならというご希望でした。

出産後のお母さんの生活の厳しさは、

体験された方なら、どなたも理解されるはずです。

自分で痛いところに、自己流でされたという灸の痕が痛々しく、

やけどになっています。

 

親指や手首が痛いと言っても、そこだけの問題ではなく、

出産後のストレスや、疲労も原因と、

全身の疲労を改善させることを理解していただき、

特に肩こり、両腕の疲労を丁寧に緩め、

最後に、あとが残るようなお灸はできるだけ避けましょうねと、

穏やかなお灸をして、治療を終えました。

 

初来院の患者さんはベッドの上で、

痛みが和らいでゆくのを実感されていました。

 

体の苦痛だけでなく、心も緩んだ様子に、安どいたしました。

次のお約束は、ご自分の都合に合わせましょうと、終わらせていただきました。

 

ページ最上部へ