2018年05月23日
若い小児科医のグループから、講義の依頼があったのは、
まだお正月気分も抜けない頃でした。
その頃は、モンゴルから帰ってきたばかりでしたので、
未知なるものに挑戦したいと高揚していました。
その日が近づいています。
発表の原稿も、朝方やっと、
ふうふう言いながら仕上げました。
勿論書きながら、医師グループはいったい
「東洋医学の何を学びたいのか」と、何度も不安になりました。
あちらの代表からは、小児鍼についてどんなことも聞きたい、
どんなものも、見たいと、かなり、本気を出しています。
小児鍼の効力をまず取り上げ、原稿を送ったところ、
これだけではなく、
病症についても聞きたい、
いよいよ肝っ玉を据えなければならない様子です。
そんな依頼に応えたいと、小さな病症も取り上げてみました。
妊婦さんの治療も、加えてみました。
不妊症や、妊婦治療は鍼の最も得意とするところですから、
望むところですが、
さて陰陽虚実がうまく伝えることができるのでしょうか。
最後に夜尿症、疳の虫を書き上げ終わりといたしました。
いつもの「やるっきゃないよな」とつぶやいて、
自分を奮い立たせています。