院長のひとりごと

中国鍼と日本鍼の違いを韓国ドラマでみることができるような気がいたします。

2019年03月08日

テレビ、韓国時代劇、よく見ます。

善と悪が明快で、見逃しても、ストリーを追うことができます。

 

はまったのは、「宮廷女医・チャングム」がきっかけです。

ドラマの中で、宮廷女医・鍼師、チャングムが、

診察に当たった場面でのことです、

出産を控えた、

高貴なお后様の脈を診、

「双子の脈をなさっておいでです」っていう展開の時には、

思わず、のけぞりました、

「さすがーっチャングム!」

 

ところで、こんな場面を覚えておいででしょうか?

 

王様やお后様に、かしこまりながら、鍼を打ち、

次に、抜いた鍼を、目の高さにかざして、じーっと、

鍼の先から手元まで、

しげしげと眺める場面が、必ずあります。

 

長さ2寸くらい太さ5番、またそれ以上の太さのように見える鍼を、

おもむろに見つめる場面に、思い当たりませんか?

 

きっと深い意味があるのだと、その都度思い、

その意味を知りたいと思っておりました。

 

まあそれにしても

思わず、痛そーと、身震いするほどの、

長さと太さです。

 

鍼師登場ドラマでは、ほぼ定番場面です。

あるとき、私の、

お師匠様に、おそるおそる尋ねました。

 

で、答えは、なーんのことはなかったのです。

あの時代は、

「鍼が粗悪だったんだろうね、折れていないかどうかを確認していると思いますよ」・・・

 

おそらく日本でも、

飛鳥時代に、唐の国から伝来した、その時には

最先端医療として、

中国鍼を使っていたはずです。

 

現在日本では、おかげさまで銀鍼やステン鍼など、

日本人制作者のおかげで、質の高い鍼を使うことができます。

モンゴルやヨーロッパに講師で行った際、現地でも日本の鍼は人気がありました。

 

ドクターはじめ、学生、鍼灸師、など全てが日本の鍼を

使用しておりました、

さすがに銀鍼はモンゴルでは見かけませんでしたが、

それも時間の経過とともに、銀鍼も普及をするに違いありません。

 

道具としての日本の技術の高さもですが、

きっと鍼を打つ技術も日本の柔らかな手さばきに

人気が集まるような気がいたします。

 

なんだか、手前味噌の話になってしまったようですが、

是非優れた日本鍼も、

一度お試しくださるようお薦めさせてくださいませ。

 

 

 

 

 

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