院長のひとりごと

NHKで放映された、ラーメン店主が、うまい味は気の流れにあると言うのです。

2019年03月17日

日曜日の朝、久々に、のんびり、ただのんびりを満喫しておりました、

つけっ放しのテレビが、みてーくださーいと、言うので、

どれどれ、

と、

すると、

画面いっぱいにラーメンが、映っていました。

それは、今までみたこともない、極上に盛り付けられた、

「美しい、きらきらラーメン」です。

 

その番組は、

プロフェッショナルの職人紹介だったようです。

 

ラーメン店は「くろ㐂」といい、千代田区に店舗があるそうです。

人気店なのですね、

開店前だというのに、すでに長い行列です。

 

40代位の店主が主人公でした、

赤坂周辺の高級和食料理屋で

20年近く修行されたそうです。

 

それにしても、ただのラーメンが、

侮れない美しさで、迫ってきます。

 

感嘆です。

 

麺はもちろん自家製、

トッピング材料は、店主自ら買い付けに行き、納得したものだけを、

具材とする、

下ごしらえを施したものは、そのまま一品料理としても、通用するほどの様子、

そのうえ、

スープは透き通るまであくを抜き、

一層、

美しさに拍車をかけます。

 

高弟子が厳しく叱責される場面がありました。

 

「下ごしらえを怠るな、俺の動きを一瞬たりとも邪魔するな、

気の流れが、そこで止まるんだ」

「それは、料理の終わりを意味するんだ」

 

「えーぇ、気の流れが止まる?」

間違いなくそう聞きました。

 

一流を極めるために研鑽している店主の思いもかけない

言葉に、

いよいよ

画面から、目が、放せません、

 

経絡鍼灸を目指す私たちが、

常日頃、口が酸っぱくなるほど、

言われていることではありませんか、

 

生命力を高めるために、手足に打つ鍼は、

さながら透き通るほどのスープでしょうか、

肩こりや、腰痛を改善する治療法は、

一品一品の、具材を仕上げるのに似ています。

 

鍼を選ぶのも食材を選ぶのに似ています

一流を極めたいとの店主の思いに、

思わずうなってしまいました。

 

因みにラーメンのお値段は、一杯1300円からでした、

あなたが、いつも、

食べ慣れている値段と比べください、

 

閉店まで、長い長い行列が切れrることはありませんでした。

 

私も近々、体験に行きたいと思っています。

 

貴重な学びの朝でした。

 

 

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