院長のひとりごと

身体はまだ冬の季節です。

2017年04月19日

昨日は、寒気を伴う低気圧が北日本を通過、落雷や突風に気をつけてとの予報でした。

 

札幌は朝から荒れ模様、

みぞれが降りしきり、

そのうえ、

風速42㍍という台風並みの強風が吹きまくり、

帯広空港は17㌢の積雪と言うことで、交通機関にも悪影響が出たそうです。

 

ところが一方西では、南からのあたたかい空気が流れ込み、

なんと、群馬県高崎市では真夏日を思わせるほど気温が上がったそうです。

 

だいたい春の嵐は3月でおしまいだと思っている札幌っこにとって、

季節が逆に戻るなど許せません。

 

その上、札幌っこはおしゃれに敏感で、雪解けと同時に、

薄手の装いが主流になります。

未だに冬のコートを手放せないイナトミは、

「まだ、早いよーっ」とおしゃれに背を向けています。

 

ということで本題に入りますね。

 

治療に訪れる方々が寒さを訴えます。

脈診いたしますと、冬特有の脈です。

動物も植物も冬眠する脈です。

静かに引きこもっているのがベストという脈です。

 

家の中の暖房は真冬ほどではありませんが

それでも、ぬくぬく心地よいはずです。

そんな中をいきなり、おしゃれな、薄手の装いで外出、

春の風と言うには、まだまだ間がある北風に向かうことになります。

身体はもう少しのあいだ、冬状態です。

 

暖かな工夫をしながら春の装いを心がけてくださるように、

アドバイスさせていただきました。

 

鍼と灸二つの道具と腕だけで治療を紡ぐ鍼灸師の発信でした。

 

 

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