2018年04月24日
4月22日、日曜日、本部新入生を迎える式典で、今年度の
鍼灸の国家試験の結果を知り、
唖然としています。
アバウトですが、晴眼者について、鍼は50%、灸は60%、
暗視者については鍼40%、灸50%の合格とのことです。
これほど合格者の落ち込みは経験ありません。
いったい何を意味するのでしょうか。
洞察力のある鍼灸師さんのメッセージです(松本孝一鍼灸師)
「鍼灸の三度目の瀕死」
だいたい死ぬときは静かに死ぬ(衰退する)んだよね、
文化も、伝統も、生命も。
さて、これからどういう手を打っていきましょう。
最後に「美しい」は正義だけれど、「わかりやすい」は敵なのです。
伝統鍼灸が広まる一方で、独自解釈や、安易な簡略化も
野放し状態、
今一度哲学も含めた、正当な伝承が(古典を基礎にして)必要な認識を持たなければ、未来は決して明るくないよー。
と、ここまで国家試験の結果に合わせて、メッセージを拝借して、
ご本人に確かめたところ、
いえいえもっと奥が深く、この哲学をも含めてというあたりに、鍼灸の未来への在り方への警鐘の様です。