院長のひとりごと

総合病院の中にある小児科で、鍼灸3日間体験記です。

2018年06月07日

総合病院で、小児科として働く女医Aさんは、

2年前、私の鍼灸院を訪ね、「古典伝統鍼灸を学びたい」と、告げました。

その時の説明では、

「日本の伝統鍼灸、小児科・クリニック」を立ち上げたいと、

いうことでした。

 

その、Aさんから、「自分のクリニックに数日間、鍼灸を手伝いに来てほしい」

と依頼があり、

願ってもない申し出に、

一も二もなく「はい」と、

即答させていただきました。

 

鍼灸は病名治療ではなく、

五臓のゆがみが原因で起こっている、病状に、

治療法として、問題を起こしている「気・血」を

整えるだけの

現代医学では、理解不可能なもののはずです。

 

鍼灸を学んでいるイナトミにどんなお手伝いができるというのでしょうか。

 

結果は驚きの連続でした。

 

個人病院を開院されたと思っていたのですが、

総合病院の中の一つでした。

 

耳にしたこともない病名の患者さんが続きます。

「トゥールサハント症候群」

「シューベール症候群」、、、、

 

Aさんの診たてた、経絡のゆがみが、正しいか、否かを、

イナトミに、

確かめてという願いでした。

 

その結果、経絡を整える鍼灸を

医師自身の手で行い、

終了です。

 

「薬を最小限にとどめたい」その治療法を鍼灸に求めているに違いありません。

 

12月まで予約がびっしりと入っているのにもかかわらず、

病院の方針として、まだ、まだ、患者さんが待ち続けている状況に、

打開策を、考えている様子とのこと、

 

そんな隙間もないほどの予約の中にあって、なお、

Aさんのことを気にかけている、

他の医師から、

彼らの診ている、例えば末期の政府のお偉いさんを診察・診断・鍼治療してほしいとの依頼が入り、

勿論おともして、その政府高官さんの脈も見せて頂いたりと、

イナトミは、びっくり体験連続です。

 

その日彼女について、総合病院の建物から、別の建物へと、

歩き続けました。

万歩計は1万を超えていました。

 

これは、未来の医療の姿につながるのでしょうか?

 

この1週間、このほかにも、中国鍼灸中心に治療をされている医師や、

獣医さんからも、

依頼があり、日本鍼灸の脈の診方、

医師ご自身の体調悪さの診断など、

かって体験したことがない、日々を過ごしました。

こんな日々だったことをまず報告させていただき、

細かなことは、おいおいさせて頂こうと思います。

最後までお付き合いいただき感謝いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ページ最上部へ