院長のひとりごと

北海道マラソン終了

2016年08月29日

北国のスポーツの祭典、

「第30回北海道マラソン」が無事終了致しました、

 

2万人参加というニュースにびっくりです、

 

私たちの勉強会グループを応援して下さる方々が、

参加するということから、

急遽「応援団を作ろう」という軽佻浮薄発言を

イナトミはしてしまいました、

 

お祭り大好き人間の浅はかさです、

但し根拠は勿論あります、

毎年自らランナーとして参加している仲間の

T鍼灸師が、

今年は走らないと公言していたからです、

 

昨年は同じこのレースを3時間30分という好成績で走り抜けた、

実力の持ち主です、

体調が思わしくないということが理由でした、

「あっ、やったね、」心の中で好機到来と叫びました、

彼におんぶさせてもらおーっと、

当日、彼の若くチャーミングな奥様が、

運転手として動員され、

可愛い小学生の子供たちは休日なのにお留守番です、

自分の浅はかさを反省しながら、

それでも「やりとげよう」そう思っておりました、

 

さて、応援団長となったT鍼灸師の完璧が始まりました、

必要なものをすべてそろえ、魔法のクーラーボックスに詰め込み、

その他の仲間には炎天下の自己管理だけしてほしいとのメッセージで、

当日を迎えました、

午前10時応援団の5名は15キロ付近ということでした、

一番心配した事は、

仲間のランナーに巡り合わなければ意味がないでした、

団長の細やかな計算は、

走者のスマホから送られてくる情報を基に

待ち受けるその他の私たちに送られてきます、

「来たぞー」との声に、

準備していた、

ようかん・バナナ、どちらも小さめ、

そしてミネラルウオーターなど、目にもとまらぬ早業で

口にしたかと思った途端走り去っていました、

そんなこんなを、復路でもやり遂げ、いよいよゴールまで

はしります、

ここは地下鉄を使わなければ間に合いません、

無事ゴールにかけ込む走者に声をかけ、余力のある姿に、

一同大感動して終了いたしました、

 

その後の飲み会の盛り上がりは、想像以上でした、

砂漠状態の中を熱中症に気をつけてはいましたが、

それでも冷えたサッポロビール園の生ビールはことのほかでした、

 

応援団出来なかった仲間にもこの感動が、勉強会で反映されることを約束して、

快く見守ってくださったことに感謝いたします。

不妊治療についてその2

2016年08月25日

冷え症を解決しましょう、

「体温を1度上げるだけで全ての病は改善されます」

と提案されている医師もおりますよね、

 

イナトミも、

冷え症を解決するを先ず実践して頂いております、

この実践でうまくいかないという時は、

冷え症の度合いが強すぎる、

生殖機能の発育不全、

先天的あるいは後天的なホルモンの異常、

極度のストレスによるホルモンの異常、

等でしょうか、

 

当治療院を訪れる方に共通するのが、「冷え」です、

ゲスト本人が自分は冷え症と自覚しているものと、

全く自覚無しという方がおります、

自覚されている方の場合は問題がないのですが、

冷え症と思っていない方は、対応が難しくなります、

 

冷え症の中には、

「自分は暑がりで、冷え症ではない」と思っている方もおります、

イナトミはそんなタイプを、

暑がりの冷え症と考えます、このタイプ多いですね、

 

自覚がないため説得が難しく、生活改善が出来にくく、

結果に結びつかない事があるようです。

 

その3では

食事を考えたいと思います、

不妊症を考えるその1

2016年08月23日

不妊症を訴えるゲストさんのほとんどが、

妊娠できなくて当たり前の状態で来院されるのに、

不思議でなりません、

 

人は、生物の中で最も妊娠しにくい動物だそうです、

その他の動物と違い(犬や猫)発情期が、

有りません、

実際にはあるのでしょうが、毎日発情している状況にはありません、

排卵日前の数回の営みで妊娠できるなどの成功率は、

栄養状態、生活環境、精神状態のよい方のことで、

高い確率も望めます、

 

高齢出産という人は、これらのことを考えますと

よほどの心構えが必要になります、

担当する鍼灸師は勿論心しなければなりません、

 

不妊の原因として、ある統計では90%以上ともいわれているのが

冷え症です、

西洋医学でも言われているようですが、

冷え症の得意分野である東洋医学を見直しても、

あながち的外れではないと思っています、

 

脈診の出来る鍼灸師は、妊娠可能かそうでないかを見極めることも出来ます、

自然妊娠を望む方は当然ですが、

人工授精、体外受精を考えているという方にも

気をつけた方がいいよと言うことがいくつかあります、

 

冷え症を解決しませんか、

それではどの様に心掛けるとよいのかを、

考えてみたいと思います。

その2に続きます。

学術会と北海道マラソン

2016年08月22日

昨日、月1度札幌で開かれる「東洋はり医学会」勉強会でした、

勉強会途中飛び入りの模擬患者さんがありまして、

急きょ、聴講生の担当という役割変更がありました、

というのは、

来月9月に開かれる

2年に1度本部からトップ講師が

支部勉強会のさらなる躍進のために視察に来る

というイベントが控えているため、

各々の腕を視ていただきたいと、

それは準備万端整えているという最中に他ならなかったためです、

 

まっそんなこんなの中でも、臨機応変に対応し、

聴講生と模擬患者担当の役が回ってきて

なんやら無事に乗り切ったかというところなのですが、

来週日曜日、つぎの行事が待ち受けています、

北海道マラソンです、

 

いいなぁイベントってわくわくします、

応援団をにわかにつくりました、

勿論旗振りはイナトミですが応援団長は、

マラソン歴の長い若者にお願いし、走り出しました、

応援団長のお陰でなんとかやり遂げられそうです、

応援団長ありがとーです、

お手伝いに駆り出された奥様有難うございます、

 

学術イベントそしてリクリエーション・イベント

どちらも楽しんで終了できることを祈っています。

好奇心ってなに?

2016年08月20日

おはようございます、

大学進学を控えているゲストさんから、

「脈診鍼灸と好奇心の研究」を進学の目的にしていると、

告げられたイナトミです、

 

ということでここ数日、イナトミはこのテーマを考えております、

大学に鍼灸学があるなんてほんの数校でしかありません、

ゲストの「てりぃ」さんが鍼灸師を目指しているとは、

到底考えられません、

会話をした瞬間、

おもしろーいがにじんでいる「てりぃ」さんです、

医学の質問が多いので、

イナトミは「自分で医学部に進学して答えを出してみて」

そんな風に受けていました、

また、イナトミ鍼灸院の治療を経験して鍼灸師を目指す若者も

数人いたりしたものですから、

その手の質問と簡単に思っておりました、

 

いやーぁ、脈診鍼灸の研究をしている大学なんて考えてもおりませんでした、

筑波大学や北里大学なら見当がつきますが、

勿論彼女は、そんなことは既に承知で、

二つの大学は、射程にあったそうです、

好奇心を東洋思想の歴史から捉え、

特に秦の始皇帝時代前後を学びたいと

的を絞っています、脱帽です、

 

鍼灸師としてこの時代の歴史が特に面白く、

五行を確立させた鄒衍すうえん時代の流れは、

鍼灸師の末端に居てもわくわくさせられます、

いやーぁ、素敵な若者に完敗です。

 

ところで「好奇心」の定義」なんて考えてもみませんでしたが、

西洋では確立された学問なんだそうです、

東洋思想の好奇心を教えてくださいとのゲストさんに、

あわてながらも紐解きました、

好奇心には知的レベルの高さが必要とありますので、

ちょっぴり反省しました、

だって好奇心をおぼえるものは、

いまのイナトミには「鍼灸」しかないのですから、、、

 

マッこれだけでもあることは誇らしいかもですね、

ここまで目標が定まっているのだもの、

出席日数が不足しているなんて、足踏みせずに

一発で決めなよ、

体調のことはフォローするよ、

立秋

2016年08月19日

暦の上では立秋です、

但し、連日猛暑が続いています、

 

盆休みに、開院されたばかりの治療院へ、

現況を見て欲しいとの要望があり、

お役にたつのならと出かけました、

 

私鉄沿線の小さな商店街に位置し、場所的には良い印象を持ちました、

 

女性鍼灸師一人、仮にAさんと呼ばせて頂きます、

女性・小児鍼専門です、

 

患者さんとしては、腰痛・肩こり・膝痛、等々です、

 

ということは、まず、

これらの要望に、即座にAさんの鍼灸は効果がある、

それをアピールすることが必要です、

 

鍼術は既にマスターされているのですから、

Aさんに見合った患者さんが来院されるようになることでしょう、

そんな体験を少し長い休暇に致しました、

 

おそらく自分にも有意義であったはずと思っております。

 

自分が開院したばかりの頃を思い出しました。

鍼灸を学ぶ

2016年08月18日

稲富先生

こんにちは、いつもお世話になっております。

 

質問があります。鍼灸を学びたいのですが、何処で、何を使って、何を学べばいいのかさっぱりわかっていません…そこで、ご助言いただきたいのです。

 

私が受験する大学には、2次面接があります。そこでは大学で何をするか、といった自己アピールなどを行います。私は大学で鍼灸の脈診も織り交ぜた好奇心の研究をしたいと思っているため、面接では鍼灸の知識をアピールの1つにしたいと思っています。

 

図書館に行って書籍を探してみたり、ネットを見てみたりしたのですが、どう手をつけていいのかわからず、混乱しています。
大学に入った後でも鍼灸は学べないか?とそちらも調べてみました。同じキャンパス内に鍼灸の脈診への活発な活動がありましたが、活動の方向が違うためご指導いただけるかは怪しく、また脈診は流派によって大きなところにも違いがあると聞きました。

 

そこでふと以前の診察で先生が私の好奇心についておっしゃっていたなぁと思い出し、質問をしようと思った次第です。

 

漠然とした質問でごめんなさい。

鍼灸を学ぶには、何処から手をつければ良いのでしょうか…?

質問者:てりぃ


てりぃさんへ、

経絡脈診鍼灸を学ぶ私にとって、素敵な質問を頂きました、

大学へ進学する目的が、

1、鍼灸学を学ぶこともふくんでいる、

2、幸いその大学には鍼灸学がある、

3、鍼灸学といっても脈診を目的にする、

4、そのことにより自分の好奇心を考え、面接でそれをアピールしたい、

以上でしょうか、

ここから見えてくることは、

てりぃさんは鍼灸師になることではなく

学理を学びたいが、

脈診流には色々な流派があり混乱している、というのですね、

うーん、

学理になると、現在イナトミが実践している、

日本鍼灸古典を思い浮かべるのですが、

これは日本人に合った鍼を打ちたいという思いで、

たどり着いた研究グループです。

自分が所属する研究グル―プを優先的にアピールしたくなりますが、

鍼師・灸師としての実践ではなく、

机上の学びとなると、それは楽しいものに違いありません、

だって全ては、

陰陽・五行・虚実に尽きるのですもの、

一般的に、

「東洋医学講座・基本編・小林三剛・自然社」

辺りでしょうか、

自分が土台としたものでしか答えられないのですが、

広がりは無限です、

本日の案内はここまでで終了です、

またたのしい質問をお願い致します。

今夜は治療院の懇親会

2016年08月06日

毎年夏・冬と治療院の懇親会が開かれるのですが、

それが今夜です、

 

始まってから既に十数年が経過しています、

 

今は、スタッフの家族懇親会という形になりました、

総勢十数名でにぎわいます、

 

スタッフの結婚、そして奥様と一緒に参加され、

それから、幼児が父親や母親に抱っこされながらという、

ごく自然な家族のあり方での参加は、

治療院の幸せでもあるようです、

 

なにより院長のイナトミが一番幸せなのかもしれません。

研修生を受け入れました

2016年08月05日

毎年この時期に鍼灸専門学校から、

研修生が訪れます、

 

いつもは3名ほどの生徒さんが訪れるのですが、

今年は1名でそれも1日だけでした、

 

1年女性です、まだ10代ということでした、

 

この現状に、経絡鍼灸の不人気が現れているようです、

 

但し、生徒さんにとって本日は、学習し甲斐のある日だったのではないでしょうか、

 

本来の経絡脈診に加えて、奇経治療や、刺絡療法まで、

当治療院でも珍しいと思えるほど、

バラィテーに飛んだ日でした、

 

学生さんお疲れさまでした

誤治?

2016年08月04日

本日午前中の方です、

 

患者Aさん、年齢70代 女性、中肉中背

通院歴、3カ月前に医療関係の方からのご紹介を受け、

月2度3度治療されるようになりました、

主訴、精神的ストレスによる不安感、

 

先週木曜日、

腎の問題と言うことで、治療をいたしました、

ところが日曜日,突然具合が悪くなりました、

病院はどこもお休みです、

近所の鍼灸院にかけ込み、落ち着いたとのことです、

 

このお話をもう少し詳しく伺うことにいたしました、

話の流れ、

イナトミ「帰宅されて直ぐに具合が悪くなったのですか?」

Aさん「いいえ、大変調子が良いので、庭の草むしりをしました」

 

草むしりを、土曜日まで続け、楽しく働いた、

そうするうちに、日曜日突然、

右半身が硬直、特に右の腕が上がらなくなった、

このようなことでした、

 

近所の鍼灸師さんは、

硬直の右半身を主にマッサージで、ほぐし

その後鍼を数本打ってくれたそうです、

改めて問診表を読み返しました、

既往歴の欄には女性疾患が記入されているだけです、

もう一度このところを詳しく伺うことに致しました、

 

イナトミ「今までに大きな病気は婦人科の他にありませんか、

心臓疾患などありませんでしたか?」

Aさん「はい、10年前に心筋梗塞を発病いたしました」

 

かかりつけの医師に再受診を勧めたのは言うまでもありません、

Aさんは定期的に医師の受診をされていますので、

全く忘れていたとのことですが、

一歩間違えると大事故に結びつきます、

心を引き締めたのは言うまでもありません。

 

さてこれから私は、Aさんの医師にこの件を

おしらせして、支持を仰ぎたいと思います。

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