2018年10月22日
ホームページをご覧になり、来院いただいた患者さんです。
来院2回目、
40代 女性
訴え、右足臀部から足関節の痛みと・引きつり、
一週間前、座骨神経痛との訴えに、治療させていただきました、
結果、それほどよくなったとは思えないけれど、気持ちが落ち着いたので、
続けてみたいと、言うことでした。
総合的に、肝経の経絡が著しく変動しています。
古典に則り、肝経の痛みを和らげる鍼を一本行い、
もう一本、水の滞りを取り除き、
その後、うつぶせで、凝り固まっている箇所を、ほぐす目的で
肌に触れたとき、
痛みの根源は、内ももにあり、座骨神経痛ではないようです。
痛みの箇所を探ってゆくと、
まさに、お猿のしっぽと呼ばれる馬尾周辺にごろごろ凝り固まりがあります。
痔疾患を持っていたのです。
もしかすると、食生活に偏りがあるのではないかと、
伺いますと、
痛みのため食欲もなく、のどごしのよいものばかり、
飲み食いしていたのだそうです。
もうこの頃には先の鍼2本の効果が現れ
経絡鍼灸の信頼度が増し、
すっかり、リラックスされているようです。
整形外科を始め、あちらこちらの病院へ行かれ、
そのたびに、座骨神経痛ではないとの診断に、
鍼灸を選択されたそうです。
食生活などを見直していただき、
あと数回通っていただくことで、
本日は、終了いたしました。
ほぼ30分ほどの治療時間でしたが、
経絡鍼灸の実力が十分発揮できた症例でした。