9月連休明け、
患者さん30代後半、女性、
今年5月「アトピー性皮膚炎」の病名で初来院、
病院から薬を出されてはいるが、自然の治療が希望で、医師とご相談の上、
鍼灸を選択されたということでした。
ほぼ、週1度、通院されました。
盆明け頃より、体調に良い変化がみられるようになり、
おそらく、患者さんご自身も、
生活習慣に前向きに取り組まれているだろう事が、
こちらにも良く伝わります。
そして、9月今日この頃、
アトピー特有の皮膚のゴワゴワや赤黒く腫れた状態が剥がれ、
まだ粉っぽいけれど、薄い肌が戻っています。
勿論、脈診も良い状態です。
専門的になりますが、イナトミの個人的な見解です、
治療法として、
肌にトラブルがあるからと、肺経に飛びつかないことです。
肺経の変動は病的熱症としてとらえ、
たやすく、いじらないことに徹しております。
この方は、だいたいが胃経のトラブルでした。
アトピー発症とほぼ同時に主治医からも、鍼灸治療を勧められ、
併用して下さった事も、
良い結果に繋がったのではないでしょうか。
現在、数人の方が同様の病状で治療下さっておりますが、中でも、
小学6年生のアトピーには、まだ治療方針が定まらなくおります。
機会がありましたなら、この展開も、
メッセージさせていただきたいと思います。