院長のひとりごと

NHK,ためしてガッテンで放映された、鍼灸治療について、真逆の痛くない鍼治療を目指す、イナトミです。

2019年02月21日

ありがたいことに、あれほど鍼灸、拒否反応のように思われた、NHKが、

数回にわたって、人気番組「ためしてガッテン」で

取り上げるのを、喜び半分、踏み込みが不足ー、などと、贅沢言いながら押し頂きました。

 

ところが、

正直、ご覧になった方々が、

喜んで、鍼灸治療を受けたいなぁと思ってくれるのかと、

ハラハラ、ドキドキ、してなりませんでした。

 

筑波大学の西條一止教授が、ゴム手袋を使用して、

いわゆる清潔さをアピールされていたのが、特徴的でした。

「あーぁ、鍼灸治療もゴム手袋の世界になっちゃってるー」

と、

一見すると清潔感あふれて、みている方の好感度は、

高くなりそうな気が致しました。

30年ほど前に、

西條教授の「自律神経治療」についての勉強会を受講したり、

脳外科病院での中医学鍼灸グループで、

入院患者さんへの、鍼灸治療の実践も参加させていただいたり、

結果、

自分の力不足で、

「気血調整」の手応えをつかめないまま終わってしまい、

 

そんなこんなの、経験から、

大きく方向転換をして、日本古来の経絡鍼灸を、研修するという経緯をたどりました。

 

ゴム手袋をしなければならない鍼治療も、もちろんありますし

そのときは使用しております。

 

日本古来の「経絡鍼灸」で、治療をするようになり20数年ですが、

ヨーロッパからも学びの鍼灸師さんが、

札幌まで足を運ぶという、広がりの手応えに、

刺さない、柔らかな鍼灸治療も、ありだと確信しております。

 

中医敵鍼灸か、

はたまた日本古来の鍼灸治療かの、選択は、

鍼灸師の考えることです、

 

イナトミの鍼灸は、ためしてガッテンの鍼灸と、真逆です。

 

一本一本の鍼を使い捨てで治療するのも、衛生を大切にしたいからです。

 

それでも鍼灸に対するアプローチに貢献しているに違いない、

展開に、

嬉しいような、毛ちょっと自国のそうでないような複雑な気持ちで、最後まで、おつきあいいたしました。

 

 

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