院長のひとりごと

本日の一番小さな患者さん、4歳です。ちょっと難しい病名のご相談でした。

2020年01月23日

Aちゃん、4歳、男の子

初めての来院です。

元気すぎて、ベッドでは片時もじっとしておりません。

ほっぺがつやつやとして、見るから元気そうです。

 

昨年の夏頃、

遠い九州に住む、親戚の方が、

地元の経絡鍼灸さんから、奨められたとのことで、

すぐにも来院のご様子を

その割には、

半年後と言う時間の流れがありました。

きっと迷いがあったのでしょうね、

 

ところで、重い病名を伺っていたのですが、

にわかには信じられないほどの元気なお子さんです。

 

皆さんは、ご存じでしょうか、

クレアチンキナーゼ・CPKと言う酵素を、

イナトミは、本日初めて知りました。

 

血液検査に、異常数値が認められるそうです。

もし興味がお有りでしたなら、

是非お調べください。

骨格筋や心筋、平滑筋等の筋肉や、脳に多量に存在する酵素で、

筋肉細胞のエネルギー代謝に重要な役割を果たしている・・・・

以後略、

 

活発に動き回るAちゃんの脈を

さーっと診させていただきますと、

「後天の気」と呼ばれる、いわゆる胃の脉状に変動があります。

 

経絡鍼灸に出来ることは、「後天の気」をどれほど充実させられるのか、

このために、

「補瀉の鍼」を使います。

 

また、お母様に、Aちゃんのお腹を触り、

左右の筋肉の違いを、

確認していただきました。

 

異常がある側に、スキンタッチ法と言う

ごく簡単な方法を、

家庭で、出来ることとして、覚えていただきました。

左右のお腹が均等な柔らかさに、

なることを目的にしました。

 

その後、生活習慣の大切さを、

一緒に考え、

平凡なことですが、食事・睡眠・排便・排尿、そして身体を温めること、です。

こんな当たり前のことですが、

思い当たることがいくつかお有りの様子、

前向きに取り組んでみたいと、

お話をされ、

地方に帰って行かれました。

 

また、多くの学びをさせていただけそうです。

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