院長のひとりごと

久々の日曜朝、気持ちが緩みます。と言いながら、阪神・淡路大震災のドキュメントを、昨日テレビで観ました。

2020年01月26日

「心の傷を癒やすと言うこと、」原案 安克昌(あんかつまさ) 精神科医師、

NHKテレビ放映、阪神・淡路大震災の心のケアについての記録物語です。

この手のドキュメントは平成30年9月6日に、自分自身に起きた、

北海道胆振東部地震の恐怖もあって、

避けがちにしているところがあります。

 

昨年暮れのポカミス骨折から、ほぼ1ヶ月経過したにも関わらず、

転倒で受けた恐怖心が未だ抜けきれず、

思いの外、心が弱々しいのに、戸惑っています。

 

入院先の病院で、私の個室を挟んで、両隣の方々が、

大腿部骨折で、同日、手術をされました。

術後、

桁外れの痛みようで、うめき声が聞こえる度、

布団に潜り込んでおりました。

 

幸い自分は、灸治療を、

入院するそのときまで、

毎日、毎日、数時間単位で、自己治療を致しました。

おかげさまで、痛み止めも、座薬など、服薬せずにすみました。

 

このことは、40年近く鍼灸を生業としておりますので、

これに寄せる信頼の深さは、人一倍だと思います。

退院後は勉強仲間にも、鍼治療をお願いしたりと、

鍼灸三昧でした。

 

札幌市白石区にあります、

設備の整った、全室個室という豊かな環境の、整形外科病院を利用させていただきました。

但し個室料はかかりませんでした。

自分が入院、ましてや手術など、予想もしていなかったことです。

病院勤務経験がない自分には

たった4日の入院でも、学習現場そのものでした。

この少ない日数は、、優秀なものが先に目に入り、

良い体験になりました。

 

ただ骨折時の恐怖心と、不安は、完全に払拭されず、どこか大災害と重なるようです。

 

この様な心境で観た、昨日のNHKテレビのドキュメントは、

とても穏やかに観ることなど出来ない、

拒否の心もありました。

が、物語が進むと同時に、

被害者の持つ、恐怖心と不安感に、

共鳴し、

ドクターの「大人も子供も不安なんだよ」の言葉に、

慰められておりました。

 

追々細やかにお話しさせていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

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