2018年03月28日
30代後半、A子さんと、
深めのお話をしました。
高校生の頃よりホットフラッシュで
一時期外出ができなくなったりしていたのですが、
5年前に乳がん発病で、
抗がん剤治療と合わせて、
鍼灸を選択されました。
無事がん治療を終え、
いよいよ念願の不妊治療に本腰を入れたいと、
希望していたのですが、
ホットフラッシュ病状を、ここにきて訴えるようになりました。
責任感が強く、気配り上手で、
辛いはずの抗がん剤治療にも、泣き言を聞いたことがありません。
やっと念願の不妊治療ができると、
前向きな姿勢の中に、ふっと危ういガラスの心がのぞきます。
A子さん以外に誰もいないということで、
深めの話ができました。
まだ30歳でがん発症ですから、それは抱えきれないほどの苦しみだったはずです。
そんな病人A子さんの口から、
病気以外の
家族の心配事が、語られます。
ホットフラッシュが起こる状況に、
ただうなずいて聞くだけのイナトミです。
ガンもそうなのでしょうが、
訴える病状には必ず何らかの原因があると思うのです。
生命力、免疫力を高める治療を約束いたしました。
話し終えたA子さんは、
30代後半がウソのような幼い容姿に
笑顔を見せて、次の予約を入れてくださいました。