ほんの数日前の出来事です。
明らかに西洋人のお父さんと一緒に、小さな男の子が、
やってきました。
たまたまイナトミと目が合いました。
思わず、ウエルカムなんて、外国人ならみんな英語だと思う浅はかなんですが、
それにウエルカムなんて、変ですよね、
とっさに、気の利いたフレーズって無理、
後はゼスチャーです。
すると、お父さんが、ネイティブな英語で、ゼスチャーを交えて、
朝から4回も子供が吐くと訴えます。
ここは鍼屋だというと、
自分は台湾から来て、鍼は、
理解しているといいます。
それではということになり、
治療することになりました。
坊やは4歳でした。
脈が速く、熱があることを伝えます。
とりあえず熱を下げることを目的にし、
治療をいたしました。
まもなく気持ちよい寝息を立て始め、
脈も落ち着きましたので、
この後、病院へ行くことを進めて、終わりにいたしました。
最後に、坊やへ、腹巻きの代用で、タオルをくるりと巻き、
返さなくてもいいと伝えました。
その後どうしたかしらと、気になっておりましたら、
本日、坊やとお父さんがタオルを返しに、来てくださいました。
にこにこと、笑顔です。
鍼灸師として最高の瞬間です。
ところでこれらのやりとりを、手元の小さなスマホが、
立派に、通訳を担ってくれました。
ありがとう、小さくても大きな力のスマホ、感謝です。