2019年01月02日
昨年暮れのできごとです。
ご常連のA子さん、50歳、職業、会社経営者が、
仕事納めという、12月29日、
「キャンセルが出たなら、治療に伺いたい」
と、緊急のご予約をいただきました。
訴えは、胃が痛く辛い、とのことでした。
いつもと変わらない落ち着いたご様子に、
さして緊急な体調変化とは考えられなかったのですが、
脈診いたしますと、
これから悪化するのではないかと、予測される脈でした。
緊急の体調変化を診せている、
肝の変動を「お灸」で整えました。
その後の顛末は、びっくりとしか言いようがございませんでした。
患者さんからの治療後の声です。
・・・・・
なんとあの後
主人も子供もみんな腹痛になっており、
結局救急病院に行きましたら、
前々日に食べた生牡蠣のノロウィルスによる
食中毒のようでした。
鍼灸治療していたおかげで、
私が一番軽くすんだようで、
車で二人を乗せて救急センターに走ることができました、
ありがとうございます。
鍼灸治療していただく前までは、
胃が痛く辛かったので、お伺いしたのですが、
治療後は、痛みがすっかりなくなって、
ちょっとモヤモヤ感が残ったくらいでした。
おかげで私は、熱も出なかったので、
大変助かりました。
(本文のまま)
暮れの暴飲暴食が原因ととらえたのですが、
緊急の悪化の脈に、対応いたしました。
東洋医学的な脈診の優れていることは
たびたび体験するのですが、
何度体験しても、
結果が良く現れると、
学んで来たことを感謝せずにはいられません。
今は教える側の立場にもあるのですが、
教えるということも、
学びなのだと、これからの自分のあり方を、示唆されたような出来事で、ございました。
一年の最後を晴れやかに終えることができ、
これほど嬉しいことはございません。
ご縁いただきました方々に、心より感謝申し上げ、一年のご挨拶にさせていただきます。