患者様の声

摂食障害の問い合わせに、お答えいたしました。

数日前、東京在住という女性から、

ご相談というか、質問がありました。

私のホームページから、

・・・・数年前に、「重い摂食障害」の40代後半、女性A子さんを数か月(6ヶ月以上、1年未満)治療させていただき、

ご家族が安心されるまでに改善が見られたのを機に、

終了、という事例がありました。・・・

 

これを、ご覧になり、

お電話くださったとのことでした。

 

ご相談内容は、「自分も摂食障害に悩んで」

ご近所の経絡脈診鍼灸院へ通っているが、(注、経絡鍼灸、勉強会仲間で、

経絡脈診でグーグルして、見つけたそうです)

10回くらいは通っているが、改善が見られない、という嘆きでした。

 

ここで、私が対応させていただいた経緯や、その結果を、

大まかに、

ご説明いたしました。

 

A子さんの初来院時、

体重は35キロ弱、身長155ほどです。

支えがなければ立つこともできず、壁を伝い歩く状態でした。

めまい、頭痛、痺れと、訴えは延々と、続きました。

 

懇意のドクターからのご依頼に、恐る恐るお引き受けしたのが正直なところでした。

 

7年間もの間、精神障害で入、退院を繰り返していたとのことです。

 

ずいぶん熱心に通われ、体重増加も順調で、やれやれと思ったのもつかの間、

いつも連れ添っている母親が、

 

「M子は、食事後、トイレに駆け込んで、食べたものを全部吐きだしています」

衝撃でした。

 

体重も40キロを超え、ドクターからも安堵のご連絡をいただき、

ホットと言おうか、鼻が高くなったと言おうか、もしかすると慢心だったのかもしれません。

 

彼女の美しさの基準に、「小鳥のように小さく、細く、軽やかに」があったのだとは、

論外でした。

 

そのベスト体重は40キロ以下だったのです。

自分を支えることも、ベッドに横になっても、あちこちの骨がクッションの役割の筋肉がないのですから、

「痛い痛い」と、言い続けます。

 

それでも、美しい色合いや細めの洋服に恍惚の表情を浮かべる彼女のことは、

理解できない自分でした。

 

こんなお話を電話の向こうの見知らぬ方にさせて頂きました。

 

ご相談者の通われている鍼灸師さんは、経絡脈診勉強会で良く知っている人でした。

私のホームページからご近所だと知って、行かれたとのことでした。

 

信頼できる鍼灸師さんということを、十分にご説明して、終了いたしました。

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