院長のひとりごと

腸炎発熱で、5歳になったゆうちゃん、久しぶりに来院です。

2019年06月26日

かって不妊治療で来院されていた、Mさん家の次男くんのお話です。

ゆうちゃんは5歳、可愛らしく、甘えん坊で、

笑顔がとびっきり魅力的です。

昨日から風邪を引いたのかしらと、思っていると、

突然、

お腹が痛いよーと訴え、

ドカーンと、腸炎の発熱と診断され、そんなとき、ゆうちゃんは、

「イナトミ先生ちへ行きたーい」と、それは嬉しいことを言ってくれるのです。

腸炎のときは40℃近い高熱です。

ちょっと手こずりましたが、熱が下がったとたん、さっさと帰り支度を始めます。

さっきまで泣いていたのが、恥ずかしいのです。

その様子を、

現在不妊治療のため、ご来院されているA子さんには、

どう映っているのかしらと、思いながら、

ゆうちゃん母子にさよならです。

本日のとびっきり幸せ発信でした。

 

 

聴講生は何を求めているのでしょう、鍼灸師の未来を考えてみました。

2019年06月17日

イナトミにとっての古典鍼灸(日本的鍼灸)の学びは、

自分が経営している鍼灸院に通ってくださる、受療者(患者さん)に、

喜んで頂くことだけです。

 

恒例月1度の勉強会が16日、終了しました。

今年に入ってから聴講生が徐々に増え、体制を整える必要が出てきました。

いわゆる講師陣の充実です。

これがなかなか難しいのです。

講師を引き受けると言うことは、引き受けた仲間にとって、ボランティアなのです。

自分の学びをさておいて、1日中聴講生につきあうのですから、それは物足りなく、

一見すると損な役割に違いないのです。

 

講師を引き受けると言うことは、

自身も学びたいであろう、若い会員に、すまないと思うのですが、

いつかその経験も、自分自身の深い洞察力となって、

返ってくるよーと、

心で感謝しているのです。

 

やはりここでも自分の歩いてきた道のりに思いを馳せます。(同じ体験をしてきましたので)

 

イナトミは、未熟で、歩みがのろく、ずいぶん心配くださったはずの先輩たちが、

手をとり、足を持ち上げて、

古典鍼灸の理解へ導いてくださいました。

そして、今は、鏡を見ているように、若い仲間を見、

そのうえ、若い仲間からも教えられているのです。

 

昨日初めて参加された聴講生お二人に、

なぜこの会に参加を決意されたの?と尋ねますと、

「学校の先生の奨め」との答えでした。

 

やっとここまで来た、と、深い感慨を覚えました。

ここまでの道のり、長かったなぁー、でも、スタートラインやっと届いたのかもしれないなぁー、

 

本格的に学びたい一般鍼灸師や学生さんが、お一人でも多く

古典鍼灸の面白さに目覚めて頂きたいと、

層の深さを目的に、また歩き続けます。

 

それにしても20年前のとぼとぼ歩きを思い出すと、あまりに恵まれすぎて、怖ーい、

そして大いなる天に向かって、ありがとーです。

 

NHKテレビ、中国語講座、講師「陳真」さんと言う人がいた、

2019年06月06日

陳真さん(女性)と言う人物がいたことを知りました、

 

ごく最近、

北大医学部で主人と仲が良かったことから、

親交がある、

 

野田正彰氏、精神科医です、

そして

ノンフィクション作家でもあります。

著書多数、2度大宅壮一賞を受賞、ちょっと大物過ぎます。

 

彼に、少しの質問を久しぶりに、させていただく機会がありました、

その後、思いかけず、彼から、一冊の本が届けられました。

 

「陳真・戦争と平和の旅路」、思いやりの人です、

でもイナトミの中では女であっても「武士道」です。

 

さて、物語、

主人公陳真さんは、日本生まれ、

戦争中も、日本在住、中国人として生き、

日本の国民学校を経て、このときは級長も務め、

終戦を日本で迎え、それもつかの間、

革命混乱の台湾、そして中国へと渡り、

しかし、

祖国中国も文化大革命に突入、

安住は晩年の数年です。

 

NHKテレビ中国語講座の講師は

天安門事件のさなか、それから9年、講師を続け、

帰国します。

しかし、

今度は病魔が襲います、「胃がん」

ところが、

ベッドに横たわっていても彼女は、他者をいたわり続けます。

 

見舞いに訪れた野田医師に

訴えた彼女の言葉です、

 

「みんなおかしいのよ、私はここにいて幸せなのに、陰に隠れて泣いているの」

「夫もこっそり泣いているのよ」

 

彼は、死のベッドの彼女に「こんなときにもなぜ彼女は他者をいたわり、思いやるのか」

強い驚きで、そう思ったと書いております。

 

実はイナトミも、ここで雷に打たれたのです。

 

そして、この答えを求めたいと願いました、

 

答えは、駆け足でイナトミの元へやってきました。

藤井英雄精神科医師が解く「マインド フルネス」の講演に参加出来ました。

陳真さんの魂の強さには、とうてい及びませんが、

それでも、学びたいと思います。

 

次は魂の甘えを取り除くために、「マインド フルネス」に取り組んでみたいと思います。

 

 

 

 

お腹の赤ちゃんが安心して育つ環境作りを考えて、

2019年05月02日

五月連休、やっぱり嬉しいですね、

イナトミ治療院も本日から休診です。

五月までを振り返り、印象に強く残ったことを思い出しています。

まず、所属している東洋はり医勉強会で、

池川明産婦人科院長のご講義、「胎内記憶」

お腹の赤ちゃんは、「ママを守るために生まれてきたよ」学研パブリッシング・池川明著、です、

つまり、

第1章、「お腹の中は、あったかかったよ・・・体内記憶」

第2章、「ぐるんとまわって、よいしょって出た・・・誕生記憶」

第3章、「空の上で、ママとパパをえらんだよ・・・中間生記憶」

子供たちが語る、優しさにあふれた不思議な世界を、ご講義されたのです。

赤ちゃんはお腹の中で、お母さんや、お父さんの声を聞いて、安心しながら育つのだそうです。

「お母さんだーいすきって言うために、生まれてきたんだよ」や「僕が来たらママが笑ってくれるかなって思ったの」

と、話す子供がいるそうです。

 

不妊治療や、逆子治療をご希望されてご来院くださる方々に、

驚くほど共通点が見受けられます。

まず冷え性です、  

手足は勿論、下腹部の冷え、のぼせていたり、肩こり、腰痛、眠りが浅かったり、と、よく似ているのです。

この体質を改善することで、赤ちゃんが安心して育ってゆける環境が整うと考えます。

 

お母さんのお腹で安心して、育ちたい、そう思ってもらえる、身体作りを目的に

鍼灸にお手伝いさせてくださいませ。                                                                 

 

 

 

働き方を見直しました、

2019年04月17日

長時間労働の見直しや、子育てとの両立など働き方が問われている中で、

イナトミ治療院も労働環境を見直す必要に迫られていました、

 

と言うことで、

4月から、

火曜日、10時から16時終業

水曜日、10時から14時終業、と時短を決めました、

 

理想としては、従業員が勤務時間を細かく分析して、

自分に合った自由にえらべる時間配分が理想なのだけれど、

専門的な経絡鍼灸術を必要とする職種と言うこともあり、

代替えがなく、

まだまだ理想とはいえないのが残念です。

 

治療院にはイナトミのほかに、2名経絡専門鍼灸師がおります、

私自身は、

まさに後期高齢が迫り、元気に見えても、自重の時を迎えております、

 

20年勤続している、Jさんは、母一人で二人の子育て中、

10年勤続Yさんは、春先に大きな手術をし、現在闘病中です。

 

幸い、華やかな贅沢はできなくても、大地に根ざした営業を続けてこられました。

 

専門的な経絡鍼灸術をコツコツ身につけた、二人は、

未来の、生活設計図を描いているはずです。

 

安心して二人にバトンを渡す準備を丁寧にやり遂げたいと思います。

本日もまた幸せ発信できました。

 

 

 

転居前の経絡鍼灸院から、ご来院くださった、患者さんは、病名を伝えてくださいませんでした。

2019年04月14日

その患者さんは、以前住んでいた土地の経絡鍼灸師さんから、

転居するなら、こちらをと、ご推薦くださったそうです。

初めて治療に当たったときは、

強く左右の肩こりを訴えました。

Oさん、女性、70歳代、身長150、体重50、色白、専業主婦、

 

1週間1度、来院されるようになりました、

 

3回目に、前回2度とも終了後、強い疲労を感じましたと、

思いがけない訴えをされました、

 

虚弱と脈を診て判断しておりますので、

それはそれは、注意深く数本の鍼で終了しております。

驚きながらも、同じように脈を診て、あっと、気がつきました。

そこで、

イナトミ質問「何か病気を伝え忘れておりませんか?」と、

おたずねいたしました、

Oさん答え「そんなことが脈でわかるのですか!」

見つかっちゃったーと言うように、

Oさん「・・・・病」

初めて耳にする非感染症ではありますが、結構注意が必要な病名でした。

こんな時はスマホが役に立ちます。

まして聞いたこともない病名はスマホがだめなら

医師に直ちにご相談いたします。

鍼灸院で治療が可能か、否か、

医師にお任せするするのがよいのか、この判断に誤りがあってはなりません。

幸いこちらの治療も可能と言う回答をいただき、

 

経絡鍼灸で、生命力、免疫力を高め、

少しでも西洋医学のお役に立ちたいと、また強く思うのです。

 

やっぱり幸せです。

 

 

 

 

 

はり師及きゅう師、臨床実習指導者の修了証書を、授与していただきました。

2019年04月03日

平成最後の、31年3月30、31日、二日間受けた講習は、

臨床実習生のためのものです。

 

単位の取れる、

鍼灸院として、厚生労働省が認めます、

と、言うようなもので、

権威ある修了書のようです。

 

この資格を取っていただきたいとの、要請が主催者からあった時、

何で今更?と、正直思いました。

しかし、

「経絡脈診を希望する生徒もおりますので」と主催者の説明に、

心を決めました。

 

講義時間の、拘束が長く、

二日間で16時間ということに、脱落の、二文字がよぎり、

少し心配しました。

 

無事終了となり、

現在鍼灸師が110万人とやら、

そして、

夢と、現実のギャップ等々、

昔も今も大して変りないことも、

濃い授業を通して知ることができたのです、

ただ、どんなに現実が

厳しいものでも、

学びを、続ける強みは、確信できました。

 

私には、北海道で20年間、

月1度の勉強会を、一度も休まず続けてきたという、

仲間がおります。

私たちにとって、続けるという当たり前のことが、

実は、大きな信頼の積み重ねなのかもしれません、

 

若い仲間が主役となる日も近いと確信しております。

 

もう少し頑張ってみたいと思いました。

NHKで放映された、ラーメン店主が、うまい味は気の流れにあると言うのです。

2019年03月17日

日曜日の朝、久々に、のんびり、ただのんびりを満喫しておりました、

つけっ放しのテレビが、みてーくださーいと、言うので、

どれどれ、

と、

すると、

画面いっぱいにラーメンが、映っていました。

それは、今までみたこともない、極上に盛り付けられた、

「美しい、きらきらラーメン」です。

 

その番組は、

プロフェッショナルの職人紹介だったようです。

 

ラーメン店は「くろ㐂」といい、千代田区に店舗があるそうです。

人気店なのですね、

開店前だというのに、すでに長い行列です。

 

40代位の店主が主人公でした、

赤坂周辺の高級和食料理屋で

20年近く修行されたそうです。

 

それにしても、ただのラーメンが、

侮れない美しさで、迫ってきます。

 

感嘆です。

 

麺はもちろん自家製、

トッピング材料は、店主自ら買い付けに行き、納得したものだけを、

具材とする、

下ごしらえを施したものは、そのまま一品料理としても、通用するほどの様子、

そのうえ、

スープは透き通るまであくを抜き、

一層、

美しさに拍車をかけます。

 

高弟子が厳しく叱責される場面がありました。

 

「下ごしらえを怠るな、俺の動きを一瞬たりとも邪魔するな、

気の流れが、そこで止まるんだ」

「それは、料理の終わりを意味するんだ」

 

「えーぇ、気の流れが止まる?」

間違いなくそう聞きました。

 

一流を極めるために研鑽している店主の思いもかけない

言葉に、

いよいよ

画面から、目が、放せません、

 

経絡鍼灸を目指す私たちが、

常日頃、口が酸っぱくなるほど、

言われていることではありませんか、

 

生命力を高めるために、手足に打つ鍼は、

さながら透き通るほどのスープでしょうか、

肩こりや、腰痛を改善する治療法は、

一品一品の、具材を仕上げるのに似ています。

 

鍼を選ぶのも食材を選ぶのに似ています

一流を極めたいとの店主の思いに、

思わずうなってしまいました。

 

因みにラーメンのお値段は、一杯1300円からでした、

あなたが、いつも、

食べ慣れている値段と比べください、

 

閉店まで、長い長い行列が切れrることはありませんでした。

 

私も近々、体験に行きたいと思っています。

 

貴重な学びの朝でした。

 

 

中国鍼と日本鍼の違いを韓国ドラマでみることができるような気がいたします。

2019年03月08日

テレビ、韓国時代劇、よく見ます。

善と悪が明快で、見逃しても、ストリーを追うことができます。

 

はまったのは、「宮廷女医・チャングム」がきっかけです。

ドラマの中で、宮廷女医・鍼師、チャングムが、

診察に当たった場面でのことです、

出産を控えた、

高貴なお后様の脈を診、

「双子の脈をなさっておいでです」っていう展開の時には、

思わず、のけぞりました、

「さすがーっチャングム!」

 

ところで、こんな場面を覚えておいででしょうか?

 

王様やお后様に、かしこまりながら、鍼を打ち、

次に、抜いた鍼を、目の高さにかざして、じーっと、

鍼の先から手元まで、

しげしげと眺める場面が、必ずあります。

 

長さ2寸くらい太さ5番、またそれ以上の太さのように見える鍼を、

おもむろに見つめる場面に、思い当たりませんか?

 

きっと深い意味があるのだと、その都度思い、

その意味を知りたいと思っておりました。

 

まあそれにしても

思わず、痛そーと、身震いするほどの、

長さと太さです。

 

鍼師登場ドラマでは、ほぼ定番場面です。

あるとき、私の、

お師匠様に、おそるおそる尋ねました。

 

で、答えは、なーんのことはなかったのです。

あの時代は、

「鍼が粗悪だったんだろうね、折れていないかどうかを確認していると思いますよ」・・・

 

おそらく日本でも、

飛鳥時代に、唐の国から伝来した、その時には

最先端医療として、

中国鍼を使っていたはずです。

 

現在日本では、おかげさまで銀鍼やステン鍼など、

日本人制作者のおかげで、質の高い鍼を使うことができます。

モンゴルやヨーロッパに講師で行った際、現地でも日本の鍼は人気がありました。

 

ドクターはじめ、学生、鍼灸師、など全てが日本の鍼を

使用しておりました、

さすがに銀鍼はモンゴルでは見かけませんでしたが、

それも時間の経過とともに、銀鍼も普及をするに違いありません。

 

道具としての日本の技術の高さもですが、

きっと鍼を打つ技術も日本の柔らかな手さばきに

人気が集まるような気がいたします。

 

なんだか、手前味噌の話になってしまったようですが、

是非優れた日本鍼も、

一度お試しくださるようお薦めさせてくださいませ。

 

 

 

 

 

不安感を訴える方も、経絡情報バランスを整えることで、道が開かれるようです。

2019年02月24日

不安感を訴えて、ご来院の方が増えているような気がいたします。

まだ、推測だけですが、

最近は、一日に2,3人の来院も珍しくなく、

重く受け止めております。

 

ホットフラッシュ、多動性障害、自閉症スペクトラム、

始まりは、18歳女性のホットフラッシュでした、

そして気がつくと、様々な不安感を抱えた方々と向かい合っているのです。

 

まず小さな男の子のお話をさせてください。

 

来院時、お兄ちゃんのAちゃん5歳、弟Bちゃん3歳でした。

上着を脱ぎ捨てるやいなや、

広くもない治療室を、慌ただしく、

中央の柱の周りをグルグル、時には訳のわからない声を上げながら、

ただ走り回っていました。

 

大人の話は一切聞きません、

ほかの子供がいても、興味を示しません、

自分の欲しいもの、やりたいことを、手に入れるまで、

訴え続けます。

治療1年くらい過ぎた頃から、お兄ちゃんのグルグル動きが

目立って減りました。

同時に待合コーナーの絵本が大好きになりました。

 

待合コーナーには、絵本の専門家、日だまりさんが

季節に合わせたものを、ずらりと入れ替えてくださいます。

 

時々お兄ちゃんのAちゃんは、絵本の解説をしくれます。

描かれている短い文字だけではなく、絵までも

柔軟に読み解くのです、

 

たとえば、

表紙に、

「青い空に、白いひつじ雲が、

ぽっかり浮いている」

そんな絵に、

「お空の向こうの海まで、雲さんは、旅を続けるのです」、

空想を言葉にして、

楽しんでいるようです。

 

そして今、下の子 Bちゃんは、この4月小学1年生になります。

お兄ちゃんより、一段と多動が激しい子です。

相変わらず動きは機敏ですが、

お母さんべったりが、すっかり影を潜めました。

もちろん、治療室を走り回ることは、ほとんどなくなっています。

 

長いこと、

お行儀のよい子が、よしとされる空気の中で、

お母様に向けられる、周囲の冷ややかな視線に

結構傷き、

肩身が狭かったようです。

 

さて、

専門医でもない鍼灸師が、

いったいどのように治療するのでしょうか、

 

ただただ、陰陽五行のバランスを調整するだけです。

肝・心・脾・肺・腎、これらの経絡の情報に、

バランスを崩している経路を、過剰なエネルギー、いや、エネルギーの不足かもしれないと、

子供さんの脈を診たりそのほかの五行分別で、

判断してゆきます。

 

繰り返し繰り返し、経絡調整をすることにより、体質が変わることを、目的としています。

 

体質調整は10歳までが限度と、鍼灸では一般に学びますが、

それもありだと思います、

でも、

先にお話しいたしました18歳女性、ホットフラッシュなども、

結果がよいことを考えますと、

もしかすると、

病名がつけられていても、

経絡情報バランスを的確に捉えて、

鍼灸治療すると、改善の道は開かれるのかもしれません。

 

もちろん専門医の領域の見分けも重い意味を持ちます。

そのためにも、

もう少し学びを薦めていきたいと考えているところです。

 

 

 

 

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