院長のひとりごと

北海道地震後、治療院の営業は落ち着きましたか?

2018年11月09日

つい最近、

北海道の鍼灸、その他の関連業界の昨今を知ることができる、

ごく少人数のセミナーに参加させていただきました。

今まさに治療院の現場で何が必要とされているかを、

学ぶことができる、唯一の勉強会です。

その中に、

北海道地震後、営業の落ち込みが激しいという項目がありました。

参加者にとりましても、

関連業界の営業が、最も関心のあるところのはずです。

その結果を自分なりに考え、分科会後発表させていただきました。

 

自分の治療院では、地震2日目から営業を始めたが、

停電という状況なので、

明るい昼間のみでした、

治療院を開けることはスマホで発信しただけですので、

3名の方が来院くださいました。

停電解消と同時に、

地震の後遺症の対応に追われるという、一ヶ月はそんな状況が続きました。

現在もその状況は続いているような気がいたします。

 

ここで地震の影響がマイナスに現れたことについて、

考えてみたのですが、

 

地震は単なる言い分け、もしくは自己弁護でしかないのではないのでしょうか。

 

なぜなら、そのときの出席者の多くの方が、同意見でした。

この項目について、まだまだ深く掘り下げて言ったのは言うまでもありません、

 

帰宅時間はやはり夜10時近くで、何はともあれ寝ることが先決でした。

 

 

さあ、いよいよ治療室改築が始まります。

2018年11月01日

初夏の頃までさかのぼります、

 

遠い、ヨーロッパに思いがけず、鍼灸の仕事で出かけました。

そのときに、いよいよ治療院を改築しようと決意したのです。

 

改築については、ずいぶん長いこと、

プランとして頭の中に描いていたのですが、

それを実行に移すことは、おそらくあり得ないとぼんやり思っていました。

 

その壁を飛び越えたのは、6月のヨーロッパでの体験でした。

 

ドクターをはじめとする鍼灸グループのお招きに、

一人で講師として参加するという、

かなりの冒険旅に出かけ、

その地のクリニックや鍼灸院で、講演そして実技を体験したのです。

 

それは、自分の心に素直になる瞬間で、

もっと素敵になろう、と、気づき、目覚めたのです。

 

ヨーロッパに招かれる!!!!

夢だ!!!

私は夢を見ているに違いない!!!

どうしてこの経験を無駄にすることができようか、

いや、できない。

 

そんなこんなで、少しでも前進したくて、

第一歩が、

働きやすい治療室を、

ということになりました。

 

あー、衝動という熱病だったのかもしれません、

でも、その熱病に手を貸してくださる人々に

支えられ実現が目の前です。

 

ご不便をおかけいたしますが、

宜しくお願い申し上げます。

 

 

今月14日、間抜けな出来事もあったけれど、喜びも得ました。

2018年10月17日

10月14日、東京での勉強会で、

やっちゃいました。

 

この日のイナトミは、鍼灸講義を始まりから、終わりまでを、

統括する役目に当たっておりました。

いわゆる

オーケストラなら、コンダクターとか、

演劇なら、プロデュースのような役割です、

 

あっでも基本は縁の下の力持ち役です。

 

神田一橋の勉強会場に、

9時到着予定です。

 

そのため、

大好きな、

ホテルでの朝食は、コーヒーと目玉焼きと軽めに終え、

本当のところ、

このホテルの朝食は素敵で、

大好きです。

ホテルを出るのは8時前という慌ただしさです。

 

会場に到着してからも、司会の方と打ち合わせなどで、

あっという間に、授業が始まりました。

 

それがですよ、

授業始まりの挨拶で、今まさに、第一声と言うときに、

気がつくと、手にしているのは、

書き損じの、反古ににしたはずの原稿なのです。

 

10分という短い挨拶文ということと、ごく簡単な内容でしたので、

 

なんとかしどろもどろでも、伝えることはできたのですが、

反省しまくりました。

 

普通部という名称の鍼灸勉強グループは、

4月から始まりすでに10月、

2月で終業ですから、あっという間でした。

 

今月の自分を省みると、講師役といいながら、

自分がしっかり学んでいることです。

 

あれだけ嫌だと思っていたはずの、講師、

それが、

自分を通して外に向けて伝えている勉強内容のはずが、

すべて自分のための勉強に、変わっている。

同時に、喜びも見いだしている。

 

驚きながら、もう少しここにいたいと思う。

 

 

 

先日、NHKで放映された「東洋医学ホントの力」皆様の鍼灸院にどのような反応がありますか?

2018年10月06日

本日は、

9月24日NHKで放映された「東洋医学ホントの力」副題、科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ、

の、話です。

この番組をおそらくごらんになったのだろうなーと、

思われる方が、

予約を入れてくださったり、

予約には結びつかないけれど、

感ずるところがあったのだろうなーと思える、

問い合わせもあったりと、かなりの反響が続いております。

 

実際の放送を鍼灸師の皆様は、どのようにご覧になりましたか?

私は、

見終わって、良くできた番組に、安心と感謝がわき上がりました。

 

科学的な根拠が少しでも伝わることで、大きな信頼に結びつくはずです。

 

まだ経絡鍼灸を始めたばかりの頃に、

伊藤剛先生や、テレビに出演はなさっていませんでしたが、

やはり北里大学の小山基先生にお教えいただきました、

 

もっと鍼数の少ない治療法を、お二人から学びましたが、

テレビではずいぶん多い鍼数でした。

デモンストレーションだったからでしょうか、

 

鍼灸は痛い、熱い、本当に効くの?等々の世界です。

が、

私たち経絡鍼灸家は、

日本独自で育まれた、専売特許といえる、接触鍼で、そしてお灸で、

優しい治療を実践しているのです。

 

これを機に、多くの方に興味を持っていただけることを、

期待しております。

 

これまで、NHKには、東洋医学嫌いめ、と、ちょっぴり斜めに構えていたのですが、

お詫びして、

なお、これからも、理解ある番組を取り上げてくださることを願っております。

治療室のリニューアル、最終段階です。

2018年10月05日

6月に訪れたヨーロッパの鍼灸クリニック、、

大いに刺激を受け、とうとう自分の鍼灸院の

リニューアルを実行することに決めました。

旅の途中、

札幌の専門家にメッセージを入れ、参考画像を送り、

帰国してから、幾度も打ち合わせを重ね、

いよいよ本格的な工事日が決まろうとしています。

 

9月には、そのお手本となったクリニックの彼が、

札幌まで、研修に来札し、

観光はしなくともよいとの希望で、数日間、

朝から晩まで

鍼術技に費やしました。

 

これからも、多くの海外の鍼灸師さんが訪れることになる予定の昨今です。

 

すでに準備を整えておきたいと、焦ります。

 

9月末までに、3カ国の海外から、研修鍼灸師が、

来日されました、

日本の鍼を学ぶ姿勢の彼らは、

日本人と全く変わらず、親交がこれからも深まる予感に

 

自分の役割である、

若者への継承を、実践したいと願っているところです。

 

 

 

 

大切なイベントが続きました。そのすべてを無事に終えて、いま、快い余韻に浸っています。

2018年09月29日

今年度のイナトミは、札幌での勉強会のほかに、

春から秋まで、

海外の鍼灸師さんと、

交流する機会に恵まれました。

 

昨年冬、モンゴルとの交流体験を皮切りに、

次々とお話が舞い込んで、

驚きと、夢を見ているような心持ちです。

 

6月、若いドイツのドクター(小児科医)に招待され、

7月8月は

フランスの若者が研修に訪れ、

 

9月25日から28日まで、今度は、

ドイツからの、若者が研修に訪れました。

 

彼らが希望する鍼灸は、すべて、

「日本式、経絡脈診」です。

 

鍼灸の風が

上昇気流をとらえ、表舞台へと、向かって吹き始めたのなら、

嬉しいですね。

 

27日、午後、市内観光予定でしたが、

彼のたっての希望で取りやめ、

おもてなし会が始まる、ぎりぎりまで、

勉強会に徹しました。

 

担当講師は、若者2名、

私たちの勉強会(東洋はり医学会、札幌中央支部)のリーダーです。

 

27日午前9時30分授業が始まり、

午後6時終了、

通訳の方も、東洋はり医の面白さにのめり込んで、時々ご自分も、

質問されたりと、

集中力は途切れません。

 

9月28日、帰国する彼を見送り、ほっとしたのは言うまでもありません。

今は、

無事に終えた喜びと、満足の余韻に、浸っているところです。

 

このイベントを、手助けくださった多くの仲間がいてくれることに、心から感謝し、

これからもこの交流が続くために、

力を注ぎたいと強く思っております。

 

最後にモデル患者さんになってくださいました、Y・S様・K・M様、そしてN・M様、

心より御礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

突然外出先で、地震の後遺症と思われる方に、鍼を打った話しです。

2018年09月23日

北海道地震から10日たち、

表面的には、

何事もなかったように穏やかさが戻っているような気がしておりました。

 

ところでこの出来事の彼女は、

おそらく札幌市内で、最も大きな被害に遭っただろうと推察される方です。

 

家の前が液状現象で陥没、復旧まで、停電どころではない日々だったそうです。

連日、テレビ局の報道が、朝から晩まで続き、

それより何より、

見物者が、カメラ片手に引きも切らずにやってくるのが、苦々しくやりきれなかった、

心の中をはき出していました。

 

そんな被害に遭わないイナトミでも、

目に見えない不安は続き、時間の経過とともに、

疲労感がまといつくような、しゃきっと感が、戻っていません。

 

それは、20年も続けている、茶道の稽古日でした。

その彼女が、

稽古終いの、水屋へ下がろうとしたときです、

 

突然「ふらふらする」と言って崩れるように、その場に倒れこみました。

次に訴えたのが「吐きそう」でした。

 

成り行きで、

鍼を打つことになってしまいました。

注目が集まる中で、

肝の変動と診て、

応急手当てをし、

10分ほどで終了いたしました。

 

翌朝8時、彼女の様子が心配で電話をし、

古いそば屋を営んでいる、

電話口のご主人に、様子を窺いますと、

そんな騒動があったなど、

誰のことですかぁ、というような、のんびりした受け答えです。

まるで昨夜の出来事が嘘のようです。

 

別れた後の彼女は、そのまま眠り。夜中2時、激しい便意で目が覚め

どっさりと排便をし、そして体が軽くなったそうです。

 

店の仕込み働き最中ということに、ほっとしたことは言うまでもありません。

 

この後も、地震後遺症と思われる方の来院が、続いています。

 

自分の身に起きた体験を

おろそかに考えてはいけないと、肝に銘じ、

 

今なお続いている被災地現場の皆様の一日も早い復興を、

祈らずにはいられません。

 

どうぞ皆様も、これからの日々を大切にお過ごしくださいませ。

 

 

北海道地震の余震が続く、16日17日、大きな勉強会を無事、終了いたしました。

2018年09月22日

2年に一度、東洋はり医・地方勉強会が主催する、自分たちだけのイベントです。

 

その第一日目、朝、窓の外に青空が広がっています。

天の陽気を得たような気分です。

 

そして二日目、この日も美しい朝を迎えることができました。

 

この勉強会で、最も心配したことは、ワンサイドでした。

 

招聘講師(しょうへい講師・是非教えを請いたいと、ラブコールを送り続けた講師のこと)が、

一方的に進める勉強会であってはならない、

そう祈り、幾度も双方の確認を重ねあわせる作業を続けました。

 

できれば、講師もたじたじとなるほどの、深い勉強会であってほしいと

切に思いました。

 

いつからか、聴講生クラスと、在籍クラスと、

はっきり組み分けをするようになりました。

鍼灸理論・実技ともに、基本の重要さを身につけてほしいと願う気持ちからです。

 

おかげさまで、

若い会員たちから、

自分の治療院の、

営業グラフが右肩上がりという、うれしい報告に、

安定した経営様子を窺い知ることができ、

それは、

一歩先に学びを始めた、イナトミの

経絡脈診流の種まきが、

成長している結果かしらと、

ちょっと嬉しい気持ちになる瞬間です。

 

鍼灸師として、患者さんの信頼に応える腕を持つこと、

これ以外に何もありません。

これからも、あの、鍼灸国家資格を手にした時の、

決意、

シンプルな鍼灸師として生きて行こうを実践し続けようと思います。

 

 

 

 

いよいよ明日に迫った地方支部特別講習会、

2018年09月15日

私たちは「東洋はり医学会」という勉強団体で、

常日頃より学びを続けております。

 

明日(H30年9月16・17日)、函館会員との合同支部特別講習会が開催されます。

 

私たちの学びは

鍼を打つ力、病理を、そして、どの経絡、どの穴を選択するのか、

自分の頭で考えられる、鍼灸師になりたいと考えております。

 

その力は、治療の上で多いに発揮されます。

 

見学に訪れ、研修される鍼灸師の多くが、なぜこんな少ない鍼の本数で、

治療効果が上がるのかと、

不思議がります。

 

さかのぼって、

 

平成19年、イナトミが代表を引き継ぎ

その役目も平成25年に終えました。

 

現在の会員は40代が中心です。

 

会の代表は、私の息子ほどです。

 

彼の治療院の経営力は勿論のこと、

 

・・・右肩上がりが続き、しかも彼だけではありません、

ほかの会員も、開業後の右肩上がりは続いています、もし今右肩上がりでなくとも、

自分を信じ、いずれは追い越すであろうと、其の信念に迷いはありません、・・・

 

勉強会の運営においても、

その牽引力は、全国的レベルを超えるものがあります。

 

褒めすぎではないと思っております。

全国でもこうした展開は決して特別ではないからです。

 

勿論、会員同士のサポートも行き届き、

昔を思うと、感動しまくっております。

 

今回のこの勉強会は会員だけのために開かれますので、

一般鍼灸師さんへの公開はいたしておりません。

いったい、

皆さんの治療院でどのくらいの鍼数を使用するのでしょうか。

鍼数から違います。

普段からの古典への造詣が必要なのです。

 

ただし、月1度の恒例勉強会には、初心者のためのクラスがもうけられております。

できればそちらを受講されるのがよいと思われます。

 

大きな地震の爪痕がまだ続いているこの頃ですが、

 

こんな時にこそ心を込めて、講習に望みたいと思っております。

 

 

 

6日未明に遭遇した北海道地震、皆様は落ち着かれましたでしょうか。

2018年09月14日

何が恐ろしかったか、イナトミにとって停電が最も堪えました。

 

6日午前3時頃でした、

外まだ暗いなか、地面が突然揺れ、同時に突き上げられ、

ドサドサと床に鈍い落ちがし、

地震だと、とっさに

枕元の手明かりをつけました。

本が床に

散らばる光景が広がっています。

 

安全な場所に身を置き、揺れが落ち着くのを

待ちながら、

眠れるならもう一度と、床に横になりました、

ところが仰向けに寝ていると、背中の下、地面の滑る様子が

ずーずると、

絶え間なく伝わります。

その気持ち悪さは、吐き気とめまいを伴います。

 

するとまもなく電気が消えて独りぽっち、暗闇に取り残されてしまいました。

窓から白々と夜明けの明かりで気持ちが落ち着き、

携帯ラジオを探しだし、臨時ニュース電波を拾えたときの心の安堵感は最高でした。

誰かとつながった、それはうれしかったですね。

朝の明るさが訪れると、

停電のことはすぐに忘れ去りました。

これが第1回目の停電でした。

 

7日、第2日目、この夜も電気は復旧しません、

ところが、左隣の家は夜7時頃にパァッーと電気がつきました。

同時にお向かいの、国道側の街灯も明るく輝きました。

それをみたとたん、心がうきうき浮き立ちました。

あっ、うれしいなっ、もうすぐ我が家も電気つくなぁ、ってです。

 

でも、一晩中真っ暗でした。

 

8日、第3日目、夕暮れが始まり、

我が家はくらーい、

大事な携帯スマホの電池が切れようとしています。

「大丈夫ですかーぁ」って言う、

お見舞いメールもつながらなくなります、

なんともいえず、心がしょんぼりしてきます。

その反面、電気の復旧が近いことも感じているのです。

でも、確信が持てません、確信が持てないと、さみしくなります。

いよいよ充電20㌫の表示に、

あきらめて、あかあか電気のお隣に、充電頼みに行くねーって、

勢いよく、

立ち上がったそのときに、

 

お電気様のおなりーい、です。

 

電気の復旧と同時に、地震の恐ろしさは霧散しました。

 

イナトミの家は3日目に電気が復旧したと言う思いなのですが、

実際は2日目と半日です。

長い長い停電に伴う得体の知れないさみしさを体験しました。

 

震源地に近い方は、まだそれが続いています。

 

今まだ続く苦難に一日も早い復興を祈らずにはいられません。

 

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