院長のひとりごと

鍼灸学校生徒研修会終了2

2015年08月12日

ということで、続けます。

学生の多くは、

鍼灸だけでは「食べられない」そう思っています。

 

研修生としてイナトミ鍼灸院の実際を見学して、

「営業が成り立っている鍼灸院」を目の当たりにした様子がうかがえます。

(言い過ぎではないようです、学生のほぼ全員の感想です)

先ずその感想が多く上がります。

 

院長以下、スタッフ2名・その他に、

鍼灸師研修者1名~2名ほどが働いているのですから、

患者さんより鍼灸師の方が多い日もあります。

 

全員が同じ手技で鍼をあつかいます。

同じ鍼の手技ということは、そのための訓練を平常より

学んでいるということです。

同じ鍼さばきが出来なければ、患者さんに触れられないということです。

 

1時間3台のベッドは埋まります。

ベッド3台でも間に合わない時には、スタッフ控室に

簡易ベッドを作り対応致します。

 

それが朝10時~夕方5時まで続きます。

電機器具の類は一切使わず、一人一人全て鍼灸の手作業というのにも、

驚かれるようです。

 

勿論代金を頂くときも、その金額に驚かれるようです。

保健を利用される方より自費の患者さんが多いものですから、

その辺りも驚かれることになります。

 

卒業後すぐに就職された

あなたの扱う鍼について考えたことがありますか。

 

就職先の院長があなたの鍼に全責任を持ち、育てて行くのですね。

 

自称カリスマ鍼灸師という方の治療法が伝承されるのには、

大変な労力が必要ではありませんか?

 

卒業時期に、

「就職させてください」との申し出が、

毎年数人ございます。

 

全く受け付けておりません。

東洋はり医学会・札幌中央支部・支部員として、

勉強されている方のみを採用しております。

 

患者さんから代金を頂くということは

「大きな信用・安心」があるからに他ならないのだと思っております。

 

ですから見学も学生研修生として

専門学校から要請があった時にだけで、

それ以外は、

東洋はり医の会員でなければ許しておりません。

そのうえで、

 

経絡脈診治療の真髄をその時にだけ目にすることができるということです。

 

どうぞ、患者さんから

信用と安全な鍼灸院という評価が頂けることを目標に置いてください。

 

カリスマ鍼灸院より確実に腕が出来ると思うのですが、

こんなことを発信してみたくなりました。

ページ最上部へ