院長のひとりごと

1日の患者数100名

2016年04月05日

昨日、海外支部から100名程の学習来日の様子を報告させていただきました。

東洋はり医学には海外にも支部があります。

年一度の夏期研修会には勿論海を渡って来日されます。

この時の開催者は日本の本部です。

しかし、

今回は海外側が主催者でした。

鍼灸業界では「医道の日本」から密着取材があり

5月号にその様子が掲載されるとのことです。

 

発足当時は勿論のこと、

60年前全盲の「福島弘道」鍼灸師が立ち上げた会ですから、

当然といえば当然ですが、

現在においてもリーダーを立派に担っております。

「東洋はり医」執行部は全盲や弱視の方々が大半ですが、

在籍している私たちには

ごく当たり前のことです。

ところが海外の方、

特にいわゆる今回のように西洋人の方々にとりましては、

役職に就きそのうえ全体のリーダーとなり、

この辺が理解できない様子で、

参加者から質問があったそうです。

「全盲の方々がリーダーでなお、開院もされているとのことですが、

一日何人の患者さんが来院されるのか?」と、

質問に答えたのは、

私が憧れ尊敬しております中のお一人です。

 

2年前には札幌中央支部にも講師としてお越しくださいました。

月1度の東京本部の勉強会では度々教えを請うことが出来ますが、

肉体的表現をお許しいただくと、

決して頑強と言えなく

過去には大病もされているということを、ご本人に伺ったことがあります。

お答えになっている先輩の背中には、

誇りしさが立ちあがっておられました。

素晴らしかった。

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