院長のひとりごと

術後のケア

2016年09月26日

例えば、最近まで続いた患者さんからの質問に

「肩腱板断裂」があります、

こちらは整形外科受診、

手術が必要という結果に落ち着きました、

外科的な処置が必要なのか、否かをしっかり見極めて

対応しなければ、予後に大きな違いが出てくるようです、

 

さて、手術を終えたという方のお話です、

両膝関節痛で、

既に手術を右1回、左2回、受け、その結果思わしくなく、

歩行困難です、

術後数年経過しています、

 

札幌近郊にある病院でのことですが、

歩行困難になった今、タクシー代もばかにならず、

不便ということもあり、

病院を変えたいと希望されたそうです、

相談に訪れた病院から、

「他の病院で手術したものは、診られません」と断られたそうなのです、

 

全て患者さんの言葉ですので、どこまでが真実なのかは、

確信がありません、

でも困っているその姿に、

微力に違いないけれどと思いながら、

お引き受けいたしました、

左膝関節には金具も入っております、

左右の膝はやはり金具の入っている左が

股関節から足指先まで腫れて皮膚がてかてか光っています、

 

週2回通院して頂き3週6回終了したところです、

勿論腫れあがっている膝や足首には一切触れません、

おそらく膝関節の手術は上手く行ったのではないかと思われるからです、

歩行で中心になるのが、背骨と同じくらい、

前側おへそから下の筋肉が重要とイナトミは考えています、

左股関節周辺の堅い筋肉をほぐすだけの治療をゆっくりしております、

それだけで壁を伝い歩きしなければならなかったのが、

随分改良されました、

経絡では腎の変動と考え内臓治療をがっちりと補っています。

雪が降る前までこの治療を続け、

冬の通院を少なくしたいと考えております、

こちらでケアのためにアドバイスした、股関節の運動も、

やり過ぎては逆効果ですと言う位熱心です、

そうですよね問題は膝ではなく、筋肉の甘やかしなのですから、

 

自分でできることなら、努力家の彼女は

明るい表情で「なんでもトライする」

と張り切っています、

まだ50代ですから十分いけると思われます。

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