院長のひとりごと

2月勉強会つれづれ

2016年02月22日

さて、恒例の2月勉強会は無事に終了いたしました。

若い仲間が舵を取り出向です。

まだ十分な仲間数がいるとはいえず、

これからも、新会員がどんどん増えるとも思われません。

昨日の勉強会に聴講生として参加された23歳の

モデルさんといっても通用する美しい鍼灸師さんが、

「イナトミ先生かっこいいです」そんな感想を言って帰られた。

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10年ほど前、この集団の導きという役割を担い、

方向性を示す場面にであうことになった。

鍼灸の技術性も、学理も、小さくみすぼらしく、みっともなく、

ただ技術習得だけを見据える毎日だった。

 

それと同時に人の前に立つことが多くなっていった。

人の前に立つということは、

さすがに露骨に攻撃されたりや、

やり玉に挙げられたり、笑いものにされたり、

ということが面と向かってはないけれど、

大勢の人の中には、

内心で、批判したり、反感をもったり、

「指導する立場でその程度?」みたいな嘲る気持ちが、

意識的や無意識に、芽生えていないとは限らない。

しかしそういう内面に隠された心の動きを案外、

敏感に感じ取り、傷を負うことがある。

 

そんな心の傷の一つ一つをどうやって折り合いをつけてきたのだろうか。

思いがけず「かっこいい」との評価にふっと越し方を振り返った。

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