2015年03月19日
6月7月 普通部1年講義講師を担当することになった。
必要なレポート作成に取り組む日々に、
五音の項目がある。
五音とは、その人の持つ性格を現す基本的な音のことを言う。
その音とは発音の符号であり、東洋系の言語の呂律の発生学によるもので、
この音を現す手段として宮廷音楽の「笙の笛」があてられたといわれている。
と、いわゆる辞典にはあるが、
実際にそれをベッドの上で病状を訴える人には、
宮廷「笙の笛」何ぞとはいえません。
病んでいる人を目の前にして、
あるいは元気でいるときの声と比較するという、
目には見えないが、そこに存在する声の力を
感じる力、それは想像力というこの世の、
森羅万象にかかわるもののあり方にほかなりません。
このようなことを日々考え、言葉にしていく作業は
なぜか自分には似合うようです。
いわゆる向いているらしいと思うのです。