院長のひとりごと

2年越しの不妊治療がかないました、患者さんと思わず抱き合って喜びを分かち合いました。いよいよ出産に向けて第2章が始まりました。

2017年03月06日

2年前大都会から、北の街札幌へ移り住んだご夫妻です。

大都会の脉診鍼灸師さんからご紹介のバトンを受け継ぎました。

その方Aさんは、30代半ば、ご夫婦仲はいたって良好、健康にも問題がないと判断いたしました。

ところが治療を進めてゆく行くうちに、

気血のバランスが整わないことを脈が告げるのです。

「健康に問題があるようなので、思い当たることはないかしら?」

いつも同じ問いかけをAさんにいたしました。

とうとうご主人も病院で検査を受けたそうです。

その結果、勿論ご主人はすこぶる健康と太鼓判を押されました。

「ご主人ではなくAさんに問題があるようですよ」そう言い続けました。

いったいぜんたい、どこに原因があるのでしょうか、

失敗のたびに考え込んでしまいました。

脉診しますと、

「病的な炎症の熱があるのです」・・・・

ほとほと困り果てているイナトミは

突然、

「緑内障の手術いたしました」と告げられたのです。

あらら、ら、です。

 

間もなく、妊娠したのは言うまでもありません。

Aさんは目の病が不妊の原因だと思ってもみなかったようです。

 

11月が出産予定です。

すでにつわりが始まっております。出産まで注意深く治療を続けさせていただきましょう。

 

昨日、大都会で月一度開催される勉強会に出席されていた、鍼灸師さんに

喜びと、御礼を報告させていただきました。

素敵な恩返しができました。

 

そして物語は第2章を紡ぎあげることになりました。

順調な物語となりますように気血を集中させ、根性もんで行きましょう。

 

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