院長のひとりごと

はり師が、鍼を打てる、当たり前のことなのに、できているのだろうか?

2018年07月31日

経絡鍼灸師として、ほぼ20年の時が流れ、

多くの鍼灸師さんが、研修と称して、

イナトミ治療院を訪れます、

夏になると海外からも、やって参ります。

 

ある一組のご夫婦は、

9時間もの時差にもめげず、10年という歳月を

通い続け、帰国後は、

開業できると自信を、持ち始め、最後の仕上げに余念がありません。

 

もし理論だけで鍼が打てるのなら、

机上だけで十分治療効果が上がるはずです。

 

ところで理論だけでは、鍼は打てません、

 

鍼を打つ際の、鍼先の気をとらえることは、

修練を積み上げなければ、

手に入れることはできないと、

イナトミは考えます。

 

昔、鍼灸学校の先生に忠告されたことが、

ありました。

 

「イナトミさん鍼が難しいとはいわないでください、生徒が集まらなくなります。」

 

いいえ、それは違うと思うのです。

 

鍛錬し続け、本物の鍼技術があってこそ、本物の生徒が集まるのです。

 

その証拠に、私たちの勉強グループに在籍している、

若者たちは、

どんどん臨床成果を上げているのです。

 

今年も学校から見学の依頼があり、

いつも通り、

お受けいたしました、

生徒は何人でも、休日以外ならいつでも、見学に来てください、そう答えます。

 

ただし、この見学が生徒さんのお役に立っているとは考えにくい結果です。

 

今、もう一度鍼灸師として、特に経絡鍼灸をうたっている方々に問いたいです、

気の動きをとらえる鍼を打つことができますか?と、、

 

生意気なことを発信させていただきましたが、

 

ご来院される方々のご要望に答えながら、

もっと気を動かす、はり師さんが増えるといいのにと思わずにはいられません。

 

朝から苦言でした、すみません。

 

 

 

 

 

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