院長のひとりごと

11月癌患者へのアプロ―チを発表

2015年08月07日

次の仕事です。

11月本部勉強会にて「癌患者さんへの鍼灸アプローチ」の

パネラーです。

一日も早く取り組まなければ間に合いません。

心が焦ります。

経絡大の講師役も無事終え、早速レポートを書き始めました。

 

「癌患者さんへの鍼灸の取り組みは、病状に対するものと、

精神面とに分けて考えてみます」

生きている人が病に侵される時、その治療に必要なマニュアルには、

限界があるのではないだろうか。

人間の生命現象は、想像もつかないほどの働きにみちているはずです。

 

1、病状からのアプローチ、

平常の陰陽五行論に加えて病証論からも

対応していることを加えたいと思います。

そして十二経絡の働きを整えること。

此処に的を絞ってみたいと思います。

 

四大病証論や六祖脉による病状も考慮しているということです。

 

鍼灸諸病の治例を参考にしながらまとめて行く事に致します。

本日で研修生終了、

2015年08月06日

というわけで、指導者経絡大技術講座が無事終了,

さあ前向きにと、心が燃えています。

 

さて、ほぼ同時期、鍼灸学校生徒さんの研修を受け入れました。

イナトミ鍼灸院では、「いつでも・何人でも受け入れます」という姿勢でおります。

二日連続、ほぼ2名づつの生徒さんが来られました。

 

常勤のスタッフと研修鍼灸師が重なり、

白衣姿が7名になるというとんでもない日がありました。

 

一人で働く事を目的として建設した仕事場です。

ベッド3台のスペースに自分一人が動き回るという設計です。

見学者にとっては、決して安穏としていられなかったことでしょう。

お疲れさまでしたね。

 

このシステムが開始されてから毎年受け入れておりますが、

最近の学生さんに期待することもなく、

一体何を目的に鍼灸を、

選択されたのですかと、聞いてみたくもなる風潮です。

 

「経絡脈診」の鍼灸治療院を看板にしておりますので、

それだけでも研修されると良しとしております。

 

但し見学は許可致しますが、

決して、患者さんへの接触・患者さんへの質問は一切御法度です。

 

もし、私たちの勉強会へ参加されているなら、大いに許すところですが、

厳密に断っています。

 

以前は、勉強会に一人でも希望される方が現れるかもしれないなどと、

色気を持ち過ぎましたが、

ただ一人の参加者、聴講もありません。

すっかり諦めているのが本心です。

 

生徒さん側の研修感想は、

「1、赤ちゃんから、子供、そして妊婦さんまで見学出来て嬉しい。

2、鍼灸では食べていかれないと聞かされているので、

こんなに込んでいる鍼灸院もあるのだと驚きました。

3、料金の設定にびっくりした、(高すぎると思われるようです)。

 

この料金設定で更に質問が続きました。

 

学生「なぜ子供料金は安いのですか?」

イナトミ「次の時代に継承する鍼灸ファンを育てたいからです」

真剣にそう願っております。

 

どうすると鍼灸人口が増えるのかと常に考えています。

 

4、また治療時間が短い」

 

スタッフにはもう少し細やかな質問を、

投げかけたようです。

 

全て「経絡脈診」の結果なんですが、驚くといいながら、勉強会の参加は無しです。

 

あーぁつい愚痴りました。

東京で多くの学生さん相手に講師をしてきたばかりなので、

北海道の現状に寂しくなってしまいます。

 

明日からまた日常が戻ってきます。

いつもの自分を取り戻し、良い治療を心掛けたいと思います。

8年間の低空飛行3

2015年07月26日

楽しいことといいますのは、

全ての授業を終え帰り仕度をしている私へ、

若い会員Tさんに、「先生」と呼びかけられました。

私「うーん?」

若い会員Tさん「僕今度、接骨師会の理事に立候補します」

私「えーぇっ、、整骨師会?」(一糸乱れぬそのあり方に、ルーズな私には苦手意識が強い会)

Tさん「違います、接骨師会です」(自分も所属している、適度に柔軟な会)

私「あーっ(ここでやっと何を伝えたいかが理解できた)、

いいねぇ、どんどん前にでて自分を磨いてください」

Tさん「はい、誰かやってくれませんかと、現理事から要請がありましたので、

自分が立候補することにしました」

みんなどんな形でもどこかで自分が役に立っていると思うだけで、

興味の持ち方が違ってくるはずです。

いつも縁の下力持ちタイプのTさんです、必ず前にでることの必然性に

目覚める日が来ると思っていました。

どんな場所でも自分のアピールを忘れず行ってください。

その他大勢にはならないでください。

支部会員にはそう言って激励を飛ばし続けました。

また一人重要な立ち位置に迎えられました。

このこともうれしい限りです。

8年間の「低空飛行」2

2015年07月26日

楽しい「低空飛行」のお話を続けます。

8年間の「低空飛行」というのは、

実にその通りで、よたよたとやっとの思いで

大空を飛ぶ姿です。

 

何よりこれ以上ないという楽天思考の自分が、

札幌中央支部を牽引するという事態になったのですから、

「楽しくなければ続かない」をモットーにしたのです。

解散前のやり方は全て拒否です。

気持ちのよいほど捨て去りました。

 

「シンプル」で行こう。

「古典鍼灸」を至極まっとうに学習するとこんなに

「シンプル」になると実践したのです。

 

七面倒な理論より理解できる言葉で伝えよう、

「理論」はとうとうと弁ずることより、

「鍼が打てる鍼灸師」に育ちたい。

そう自分が望んだのです。

 

自分が望むことは、きっと同じように望んでいる仲間がいるはずだと確信していました。

見事にその思いが通じました。

こんな「低空飛行」も賛同者に恵まれ目的は達せられました。

 

今、次なる扉が開かれようとしています。

プログラム題名は「もっと仲間作りを」と動き出し

そして次つぎと開院して行く強い志に

後方からエールを送り続けたいと思います。

 

低空飛行の最後に本日の嬉しい報告を、

美容鍼灸のコーナーで披露させていただきます。

こちらも結構楽しい話題です。

鍼灸学校研修生2

2015年07月24日

鍼灸学校の生徒を研修生として2週間程度受け入れている

話しをしております。

経絡鍼灸院として学生さんに門戸を開いても、

その後の対応は皆無、いわゆるなにもないということです。

一応興味を以て治療院見学に来るわけでしょうに、なんだかさみしいですね。

朝10時の仕事初めから夕方5時まで、

お昼御飯もゆっくりととれない状態の中、

正規スタッフ以外にも研修に来る鍼灸師が、

それこそ狭い治療院の中を走り回っている状況をどのように、

見られているのでしょうか。

この辺のことを見学の学生さんに聞いてみたい気がいたします。

鍼灸への質問

2015年06月16日

鍼灸の質問をお待ちしております。

特に「経絡鍼灸の目利き」はお勧めです。

お気軽にどうぞ。

例えば、最近肩こりがひどくそのうえ下痢も中々治らないので、

一体どんな状態なのだろう。

そんないつもの悩みをお聞かせください。

妊娠希望

2015年06月16日

昨日最後の患者さんです。30代です。

悪性血液の病で闘病中です。これからも闘病が続くと医師から言われております。

発病以来薬の影響に負けることなく、

日常生活が営まれ、

順調な経過をたどっています。

「私も、この闘病が終わったら、赤ちゃんが欲しいの」

未来に夢を持つ言葉に大感動です。

また腕磨きに勢を出さなきゃ決意した瞬間です。

安産鍼灸3 逆子が治らないお腹

2015年06月12日

それでは逆子がなおらないお腹って、

どんなんでしょうか。

 

*堅い

*形がいびつ

*骨盤に寄りかかる感じ

*頭が固定されている感じがする

 

これらは、腹診を良く触って診ます。

優しくそーっと触れていくとお腹が緩んだ感じがします。

経絡脈診では気が良く動くと表現します。

この緩む感じのある方は思いのほか良い結果が得られます。

脈を診ますと、脈が良い方向に動くのがわかります。

これはどのような病状の方にもいえます。

良く動くとお腹に緩んだための気が流れ始め、空間ができると、

私はイメージします。

また、時間をとって書き込んでみたいと思います。

安産鍼灸2

2015年06月12日

嬉しい男児誕生に関連して、

妊娠・出産・逆子、鍼灸治療を発信してみたいと思います。

 

どういう人が安産でしょうか、

どういうことを目指すと良いか、

例えば妊娠したからといって、特別なアドバイスは致しません。

鍼灸治療を受けてくださる方皆さんに同じことを申し上げております。

良く寝て(快眠)、美味しく食べて、そしてスッキリ出しましょう(快便)、

これを称して「質の高い生活習慣」といっております・

でも、人それぞれの生活が違うように、いろいろな理由で、

 

解決できない方が大勢いるわけです。

そういう場合はどうするのかです。

一緒に考えます。

考えて良い方向を探します。

それも私の仕事です。

 

逆子も流産も、鉗子分娩、緊急帝王切開、予定帝王切開、

新生児特定集中治療室(NICU)、なんでもありの危険さです。

それらのことを踏まえて安産のために何ができるかということです。

プロフェッショナル

2015年05月25日

プロフェッショナルって何だろう、

「王様と私」の舞台をブロードウェイで演じている

渡辺謙に密着取材のNHKが尋ねました。

その答えは「あきらめないこと」でした。

アカデミー賞の男優主演賞に早くもノミネートされています。

素晴らしいの一言です。

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